ミシンはおもしろい。
ミシンを初めたのが去年の6月だったので約10ヶ月。
まぁまぁミシンにも慣れてきて、作りすぎて既に何を作ったのか記憶が薄れてきているので
そろそろまとめておこうかと。
MYOG_01(■)Stuffsack/Wallet/Card
MYOG_02(■)Seat/Tarp/Etc.
MYOG_03(■)Packing Gear
まずはMYOGとは?
MYOG=Make Your Own Gearの略。
このブログを読んでくれている相当稀有な存在のあなたにとっては
既にご存じなことかもしれないのだけど。
簡単に言えば「自分にとって使いやすい道具を自分で作る」的な感じ。
要は「自作」ということ。もちろんそこには既製品の改造も含まれる。
「ザックの余分なPPテープを切ることだってMYOGだ」なんて言っている人もいる。
日本で初めてMYOGER(MYOGする人w) が一堂に会したという(※推定です)、
2012年の三鷹Hiker's Depot で開催された
「Hiker's Party2012 Spring =MYOGの世界」については
JBSさんのBlogに詳しくある。
そして 「自分の使い勝手に合わせた道具」を求めるハイカー、登山者にとって買ったものに手をいれることは当たり前でした。そうすることではじめて自分の道具になる、という感覚が強かったのかもしれません。
時 は流れ2000年代、ウルトラライトハイキングの世界から再び自作ギアにスポットライトがあてられたのです。市販品を否定するというラディカルな側面がと りあげられた時期もありましたが、むしろ現在のハイカーは 自作を通じて「市販品の高いクオリティ」「価格の安さ」に気づかされています。彼らを自作にひきつけるのは自分の世界ができあがる達成感です。自分のハイ キングを自ら支え、楽しむ第一歩がギアの自作にはあるのです。
「Hiker's Party2012 Spring <MYOGの世界>
僕自身といえば、はたくさんの人の手を経てできあがる
いわゆる「モノツクリ」の世界に片足を突っ込んでいるため、
既製品を組み合わせるだけでなく、
工夫をして思い描いたものをなんとか実現できないか四苦八苦することも多く、
ハイキングの世界のMYOGにはとても近しい印象を抱いていた。
ま、こんな自己紹介的な話はどうでもよくて、
MYOGは、自分のつくりたい素材、作りたいサイズ、形、
かつ低コスト(単純なコストに関してのみ)、
そしてどこにもない自分だけのギアが手に入るという最高の方法なのだ。
ハードルは思ったより低く、感激は大きい。
よく、「ミシンはどこ製のだ?」などと聞かれるのだが、
初めてなら単なる家庭用ミシンで十分。と、思う。。
使っていて、パワーや機能に物足らなさを感じれば買い換えればいい。
僕のマシンなんてヤフオク¥2000だよ?w
そろそろフットコントローラーの付いているモデルに替えたいなぁくらいにおもっているくらい。
※プロの方はもっと拘っているのだと思いますが。。。
材料の軽量な生地などに関しては、
マニアックなものは海外のサイトを探す必要もあるけど、
オカダヤやハンズなんかでもある程度手に入る。
マウンテンギアに使われている材料なども、
「OMM=アウトドアマテリアルマート」という、
とても素敵なサイトがあるからそこから入手すればいい。
とにかく始めればいいのだ。
そうすると、既製品のクオリティの高さへのリスペクト、
その後ギアを選ぶセレクト眼も大きく変化する。 と、思う。。w
これを読んでみてやりたいなぁなんて思ったら
うれしいなぁと思っている。
いつか要望があれば「ミシンは怖くない」(RBRG風w)的なワークショップもやってみたい。
僕自身が、本当に教えるほど上手くないけど、初めてミシンを触る人の気持ちも分かるので、
「ほらできるでしょ?」的なマインドのこじんまりとしたやつでね。
まずは近い友人とやってみよう。
一番初めに作ったのは知るナイロンを使ったこのスタッフサック。
今から見ると非常に懐かしい。
ミシンの使い方からしてわからなかった時期だったので、
初めてこれが縫いあがった時の嬉しさったらなかった。
そしてその感激は一番初めと比べれば小さくなりつつあるものの、
実は毎回今でも続いているのだ。
底の丸縫いは難しい。。
こちらは最近作ったもの。
最近はあまり材料にこだわりもなくなってきた。
突き詰めるのも重要かもしれないが、
僕はそこについてはあまりそういうタイプではないみたい。w
余っていたタイベックと細引きを使ってつくったもの。
ミシンには慣れてきているので、
約1~2時間程度で作れるようになっている。
成長!!w
左下からクッカー、テント、焚火セット、MYOGタープ、ペグ。
左上からカトラリーセット、MYOGタープ。
附属のスタッフサックというのは大体が大きめに作られていることが多いが、
自分でスタッフサックを作ると、バックパックへの仕舞いが
とてもコンパクトになり、中身を省スペース化できるのでとても良い。
これ全部の分をお店で買ったら結構いい値段になるだろうしねw
【Wallet】
こちらも初めての時期に作ったもの。
生地が同じシルナイロンでしょ?w
出来上がった時の喜びはあったけど、
ふにゃふにゃして使い物にならず。。。
いわゆるボツw
こういう失敗をたくさんするべきw
こちらは、某ガレージメーカーの財布をサイズを変えながら見よう見まねで。
どこかで見つけた、黒タイベックの質感がかなり好きで作ってみたもの。
長財布は自分には合わず、財布などへの薄めの生地は
なんかしっくりこないことがわかってきた。
だからしっかりした生地のX-PACを使用していたのだろう。
こちらは財布の亜種。w
こういうのはどうか?などと四苦八苦しているのが今はわかる。w
直線縫いのミシンでカーブを縫うのはホント難しい。
いまはこいつらはエマージェンシーセット入れに変わっているw
スタッフバッグに入るかも知れないけど、
こちらは今でも食料&小物入れとして使っている。
ほぼローカスギアさんのアレ(名前忘れたアルゴス?)と同じようなものだ。
要は外付けできるスタッフサックとも言えるようなもの。
最近は外付けではなくザックの中に入れるようになってきている。。
こちらは今も現役で使い続けているもの。
「Ridge mountain gear」さんのが好きなんだけど、
いつも売り切れで残念に思っていたのと、
ダイニーマ生地を使って、お札を畳まずに収納できる大きさにできたらと思って作ってみたもの。
札を畳まない大きさはなかなか良い。
意外に便利で使い続けているが、
お札と小銭を別々に取出せた方がいいなぁという想いはある。
というか、そうしたい。
このリフレクトバンジーを生地と直接縫いこむというギミックはとてもいい。
素敵なアイデアと思った。(自分ではない)
シルクスクリーンは大失敗したが、
最近はこれがかすれてきてイイカンジになってきたw
こちらは暇なときに自分用に作ってみたのだが、インスタのフォロワ―さんから
「欲しい」と連絡ありプレしたもの。
細かい縫製は難しい。