前々からやりたかったこと。
自分の経験をシェアして他の人の経験をシェアさせてもらう。
そんな関係になれるワークショップ、というかユルめのあつまり。
「Share The Experience With Beer」。
先週末にごく近い友人とやってみた。
「Share The Experience With Beer」。
やりたかったのは、
『僕の経験やあなたの経験は、もしかしたら、お互いにとって役に立つかもね。
なら、共有しようじゃないか。もちろん、ビールでも飲みながらさ。.』
そんなやつ。
今回声をかけたのは何回か一緒にハイクしているだんちょー。
日曜日の昼下がり、我が家で男二人のインドア活動w
それだけでもなかなか笑える。
僕は以前「MYOG01-03」でPostしたように素人ながらミシンで遊んでいる。
ミシンをやるようになってから前々からワークショップというか、
誰かととミシンで遊ぶことに興味があった。
まぁ、自分自身は教えるほど上手くないけど、
初めてやるやつよりは上手く縫えるw
というのは冗談だが、「初めてのミシン」への不安について理解しているつもり。
ミシンのハードルは、マシンを買うところから始めないといけないという点において、意外と高い。(僕の経験上)
そして、いざやってみればそのハードルは意外に低く、
奥を覗きこんでしまえば底なし沼のように深いということにも気づく。
使えるようになるかわからないものに安くて数万円というものに手を出すのは難しいことにも理解できる。
「少しだけ、サワリだけでもいいからやってみたい。」と当時の自分自身が考えていたので、
同じようなニーズはあるんじゃないかな。
そして、マシンも実はそんなに高いものでなくとも大概のものはつくれる。
(上手でなくてもという意味で)
というような話を以前、尾瀬ハイクの帰りにだんちょーにもしていたら
彼も彼で興味あり、自分なりの考えもあるのだという。
だんちょーはといえば昔からサンダル作りに勤しんでおり、
聞けば既に3年もやっているそうだ。
僕自身、いつかワラーチを作ろうと考えていたので、
これを機にやってみようというモードに入ったというわけ。
互いのスケジュールをやりくりしなが数ヶ月経って開催してみた。
副題としては、「初めてのミシン。初めてのワラーチ。」な感じね。
もちろん、男二人でシラフなんかじゃやってらんないので、
各々用意したBeerを飲みながら。
いきなりカレーPicで申し訳ないが、
そもそもUltra lunchで初開催の「日曜の朝のベアフットラン」後にやろうということだったのだが、
前日別の用事で部屋の掃除から何から全くできていなかった為、僕はそちらは欠席。
無念。。。
だんちょーに聞けば裸足で走って、ベアフット講座を聞きつつ
なかなか有益で楽しかったよう。
次回は参加してみたい。
Ultralanchではヴィーガン料理がメインということで、
よくヒヨコマメのカレーPicなどを目にする。
僕はヴィーガンではないので、肉をたんまり入れてひき肉と豆のカレーw
作って、ビール飲みつつ、食いながらスタート。
ツマミはファーマーズマーケットでゲットしてきた新鮮無農薬野菜たち。
サラダにしてみた。
なかなか美味い。
足踏みミシンと家庭用ミシンとどちらが使いたいか?
とだんちょーに聞いてみると、「家庭用」と即答。
どうやらだんちょーは作りたいものもあるみたいだが、
いろいろと作りたいわけではなく、
メインとしてはワラーチの鼻緒部の縫製に興味があるようだった。w
自分で理解する必要があるからと説明書片手に、
「なるほどなるほど」とボビン巻から始めてた。w
ミシンと格闘しているだんちょーを尻目に、
飯も食い終わってイイカンジになってきた僕も
ワラーチ作りスタート。
フットベッドの大元になるVibramソールはだんちょーが用意してきてくれた。
僕はその上に張るヌメ革t0.5をハンズで購入してきた。
ソールの表面と革の裏面をを粗目のヤスリで削り、革ゴム貼り付け用のボンドを塗りたくる。
よくサンダルのMYOGなどで2層にしていることがあるのだが、
切断面から1層目が剥がれているのをよく目にする。
できればそうしたくなかった為、
切断面になりそうなところも塗りムラの無いように塗りつける。
このボンドも意外と特殊なようで、探したのだという。
このあたりがノウハウなのかもね。
※商品名にはボカシいれてあります。
張り終わると、ローラーで革とゴムの間の空気を抜き、
部屋にある無駄な山雑誌を重石にして十分接着させる。
その間、またビールを飲み始め、だんちょーにちょっかい出しながら
糊が乾くのを小一時間待つ。
そろそろいんじゃない?てな感じで重石をどけてみるとまぁまぁくっついてる。
良さそうだね。
次は今履いているビルケンシュトックのサンダルからの型取り。
ワラーチでは「Boan to Run」よろしく、
裸足ランを実践するのに使っている人もまわりにいることはいる。
でも今はあまりそういうつもりはない。
今回作っているワラーチは履いて走りたいわけではなく、
ハイキングのキャンプ時や普段履きで使いたいなと思っているのだ。
だから少し大きめにして必要なら少しづつ削りながら楽しんでみようという魂胆。
型取りしてカッティング。
やっぱりカーブのカットがなかなか難しい。
でもカットした後には紙やすりで削るのでそんなに神経質にならなくても良さそう。
革とゴムもきちんと接着していてイイカンジだ。
足を置いてみて鼻緒の位置を決める。
このあたりで既にだんちょーはミシンに飽きたのかなんなのかわかんないけど、
ワラーチ作りに専念してきた。
今回は何も作らず、ミシンに慣れることだけにフォーカスしてきたらしい。
ま、それも終わったようでw
脇のベルトを通すところをノミなんかを使いながら空けていく。
話を聞いていくとなるほどという箇所がいくつかあった。
ベルトの通す位置やその幅、長さなどもろもろ。
もちろん既製品からの発展系ではあるけど、自分で作り出すという行為は
その工程を理解していないとできないことだと思う。
一見、簡単そうに見えるが、
失敗してこないとわからない細かいアイデアがいくつもあった。
やっぱ経験ていうのは大事ね。
鼻緒を通し、固定用の縫製をミシンでビュー――と。
実はだんちょーがやりたかったのはここねw
この為にミシンを覚えたかったみたい。
この部分はかなり見ていたね。
「一瞬すね!手縫いとは雲泥の差だわ。。」と感心しきり。
でもこれだけでミシン買うっつーのもどーなのかね。。。
ベルトの通し方を教えてくれるだんちょーさん。
必須装備でもないが、特殊な金物でベルトを通す。
鼻緒の裏部分も革用の金物使って削り、へこませるアイデアを披露してた。
ここについては、実は自分も作る前に少し気になっていたところ。
耐久性だったり、フィット感なんかね。
聞けば、結局は履いているうちに裏部分がつぶれてこなれてくるとのこと。
耐久性に心配していたが、作っているうちに、
切れたらまた着ければいいという気にもなってくる。
と、まぁこんな感じで革用のワックスを刷り込んでベルトを通し終われば初号機が完成。
ダラダラやってるので14:00~18:30で4.5h程。
一部失敗もあったけど、それでも完成してうれしい。
気になる重量は約185g。
うーん。
今使ってる足裏が痛くなるスリッパで50gであることを考えると、
だいぶ重いけど持っていけないほどではないかな。
履いてみて、少し大きいかもなと思っているのでもう一回り削れば
少しくらいは軽くなるかな?
一度作ってしまえば改良点も見つかるし、もっとこうしたい感も出てくるしで
またつくってもいいかなと思うかも。
ワラーチ作りにハマる人の気持ちもわかる。
ま、こうやって日曜日の昼下がりのワークショップ
「Share The Experience With Beer」
~初めてのミシン。初めてのワラーチ~
も無事終了。
結論から言うと、自分の知らないことを知るのは楽しかった。
これは狙っていた通り、まったくもって悪くない体験だった。
もう一方のだんちょーはどうだったろう?
ミシンの体験で何かヒントはあったかな?
今度はこういうことに興味ある人も交えて出来たら楽しそう。
数人だろうな。
ワラーチだけでなく、他にも色々とやりたいなと思えた。
毎度だんちょー呼ぶのもどうかとも思うしね。
あとは、ジャンルの違うExperienceにも興味あるなぁ。
「山で食べるお菓子作り」とか 、
「トレランにおけるエネルギーに関するカラダの仕組み」とか。
「星の撮影をはじめとした山でのカメラの扱い方」とかもいいな。
「山の絵を描く」とかもいいかも。
まぁ、考えればいろいろできそうな気がしてくる。
自分の少しだけ得意なことで人を喜ばせたいというのが原点にある。
現実ではそういうことがうまくビジネスになっていたりもするけど、
今のところは自分が一番に楽しみたいというのがあって、
実費以外はお金のやり取りを介在させない感じも悪くないなと思う。
ミシンにも興味があって、 私のExperienceを共有しませんか?
なんて方がいらっしゃったらおもしろそうなコンテンツがあればまたやりたいな。
次回はまぁ、完全に未定なんだけどね。w