今回のルートは
上高地(テント泊)〜徳沢〜横尾〜横尾分岐〜蝶槍〜常念岳〜常念小屋(テント泊)
その後は、大天井、燕岳の方へ抜けていく予定。
0泊目。
その前に、0泊目を上高地にて。
最終的に上高地に夕方17:00に到着するというなんとも間抜けな話ではあるが、
午前中に東京で用事があったのだから仕方ない。
とにかく前泊をしてみようと考え、小梨平キャンプ場へお泊り。
5:00起床。
気持ちが良い。すがすがしい朝だ。
遠近感だけど、この木がものすごくでかく思える錯覚。
7:00過ぎ。
朝食を軽くとってまずは徳澤園へ向かう。
徳澤園までは砂利で整備された林道歩きが1時間ほど続くことになる。
途中別荘地のような建物が現れたりとなんだか軽井沢のような趣がある。
前泊しているのに7:00過ぎの出発はちょっとまずかった。
上高地はほぼ観光地化しているので登山客を乗せた高速バスがばんばん到着する。
その登山客の行列に巻き込まれてしまった。。
しまったしまった。
せっかく朝の静かな林道歩きができたはずなのに。。
8:00前に徳澤園に到着。
徳澤園のテント場は草のベッドがあり快適そうだ。
次は行列に巻き込まれる前に徳澤園まで歩いてここでテント張ってもいいかも。
ここから横尾へ向かう。
徳澤園から1時間ほど歩き、横尾へ到着した。
見かけなかったが、横尾にもテント場があり、
ここは穂高岳・涸沢岳方面と常念岳・大天井岳方面の分岐点なっているため、
登山客の数もなかなかの数が休憩していた。
僕もここで常念岳方面へハイクするためここで装備を整える。
北アルプスとはいえ、9月はまだまだ暑い。
横尾から森林限界を越える稜線まではかなりの急登が続く。
途中途中にベンチなど休憩ポイントはあるものの、
標高1600m→標高2600mまで登るので3時間程はかかる。
途中、森林が途切れるところから槍ヶ岳がのぞく。
たぶんここが槍見台。
槍ヶ岳は自分を含めていつか登りたい山だろう。
森林限界をこえるまでは2時間程かかった。
視界が開けるだけで気持ちよく歩ける。視線の先には蝶ヶ岳が見えている(たぶん雲の中だが。。。)
当初、徳澤園で蝶ヶ岳の方から回っていこうかと考えていたが、
時間的なことと、いきなりの急登にちと心が萎えてしまい、
横尾から常念岳を目明日ことにしたのだ。
こちらは槍ヶ岳方面。
11:30頃に1000mの急登を登り切りようやく稜線に到達する。
稜線に出て風が吹いていることから、半袖では寒くなり
パタゴニアのR1を投入してモジモジ君スタイル。w
Patagonia R1 Hoody
HPより
■あらゆるマウンテンスポーツに中間着として最適で、高山の必需品として崇拝されるフーディ。今シーズン、従来よりも軽量で通気性に優れながら、これまで通りの抜群の伸縮性と耐久性を備えコンパクトに収納できるポーラテック・パワー・グリッド素材を使用。
■素材:6.7オンス・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル93%/ポリウレタン7%。ポリジン永続的防臭加工済み。ブルーサインの認証済み
■重量:364 g (12.85 oz)
正直、キャプリーン4と迷いに迷ったが、この先すぐに冬がくることと、冬山でも快適に過ごしたいということで
R1をセレクト。着てしまえばいいが、持っている分には364gはちと重いそこが難点。
キャプリーンより生地が厚いため、風も通しにくく(通さないわけではない)、
ウィンドシェルの必要性を感じなかった。
若干、雲の雰囲気が怪しいが、目の前の蝶槍へ向けて気持ちよく稜線を歩いていく。
これが北アルプスか。
思った以上にいいぞ。
蝶槍のピークから2時間ほど偽ピークをいくつか越えていく。
常念岳までなかなかきついなとか思っていると、反対側からのハイカーに
「逆からだとキツくない?」って。w
どういう質問なのかわからず話をきいてみると、
通常は常念岳側からみんな登って来るのだそうだ。
どおりで常念岳側からのハイカーにしか会わないわけだ。
勉強になりました。。
14:30ごろ。
2500mくらいの最低鞍部から2857mの頂上への最後の登り返しを経て、
ようやく常念岳のピークに到着。
もじもじくんスタイルで何度も登り返していて顔面が疲れてる。w
この時点で正直へろへろだった。。
あと1時間で常念小屋でビールが飲めると思い腰をあげるとなにやら声が聞こえてきた。
「常念小屋のテン場埋まりかけだったねw」なんて。
ちょっと待ってくれ!そりゃ困る!
急いで出発した。
常念岳からコースタイム1時間のところを0.5時間で到着し、
15:00ごろに小屋を確認。
よく見えないがまだ張るスペースはありそうだ。
ふー。よかった。
確かに夏の北アルプスが混むということは聞いていたわ。。
小屋が確認できて安心したのか足はかなりがくがく状態。
早く休みたい。。
小屋でテント場の受付を済ませ、テン場へいくと、
既にスペースは埋まっており、いくつかのテントは通常の登山道へはみ出していた。
先輩にならって自分も元気よくはみだしw、クフを設営。
人の多いところで張るのは初めてだったが、ULテントは自分一人だけだった。
近くの人と仲良く酒盛りしているときに話をきくと、
彼は4泊5日の旅で90リットルだって。
自分が50リットルザックで10キロ程度というと驚愕していた。
なんせ彼は24キロだって。山岳部所属らしいが、
僕のきた方向の蝶ヶ岳で焼肉をするのだそうだ。
そりゃ重いわ。w