12月。
世の中が年末へ向けて準備しているさなか、冬の気配を感じ、富士山を眺めに
奥多摩エリアの鷹ノ巣山でデイハイクしてきた。
今回のルートは、
東日原(バス移動)~稲村岩尾根~ヒルメシクイノタワ~鷹ノ巣山~水根山~城山~石尾根~奥多摩駅(下山)
とこんな感じ。
そもそも当初は始発で雲取山へ向かっていくことに前日夜は考えていた。
ところが、まぁ、ハイカーなら誰もが経験しているであろう
寝坊。。やっちまった。。
ベッドから飛び起きて、取合えず奥多摩を目指して、
登る山は電車内で決めることにしてさっさと都内を出発した。
いろいろ検討しているうち、テント泊でなければやっぱり雲取山は厳しそうだ。
まだ登っていない山を探していると、なんだか鷹ノ巣山の尾根がよさそうな気がしてきた。
よし鷹ノ巣にしよう!!
東日原までは奥多摩駅からバスで移動。
多くの人は人気の川乗(苔)山へ登るようで一つ手前の川乗り橋で下りる人が多かった。
東日原で下りたのは僕とカップルだけ。
10:30ごろにハイクアップ。
だいぶのんびりしてしまった。気温は7℃くらい。
ハイクには丁度いい。
東日原から歩き始めるが鷹ノ巣山までは1000m近い標高を稼ぐ必要がある。
コースタイムは約3時間程度。
3時間の登りで発熱し、汗ばんでくる。
稲村岩のコルを過ぎたところから、山陰に入り、勾配も急になる。
途中、うっすらと雪がついたところにも出会った。
一部だけ100mくらい凍結箇所がありそこに関してのみ
軽量アイゼンのスパイダーを使用した。それで十分。
ヒルメシクイノタワという変な名前の一部フラットになっている場所を過ぎて
鷹ノ巣山に向かい最後の急登を越えると、
一気に視界が開け、冬の澄んだ空気のおかげで富士山を眺めることができた。
そうそう。これやりたかったの。
鷹ノ巣山ピークには12:00過ぎに到着した。
ピークには自分ともう一人女性しかいなかった。
冬の山はなぜか人がいないことが多い。
そして、人が少ないピークはゆっくりとできて気持ちがいい。
今回のザックもKS ultralightgear KS50を使用したが、
デイハイク程度では正直15-25リットルくらいのものが最適じゃないか?
今は少しトレランザックを検討してみている。
候補はOMMザック。。
高いんだけど。。。
最近は、荷物もだいぶコンパクトにできるようになってきていて嬉しい。
今日のランチはキムチ鍋。
このメニューは冬限定になるが生野菜と冷凍した豚肉を持参し、
それに鍋キューブなど鍋の元となるもので煮込めば終了だ。
非常に簡単なお手軽鍋の完成。
冷凍ごはんをもって行けば、最後に〆の雑炊だってできる。
冬はやっぱり体の温まるものが食べたい。
ゆっくりとコーヒーを飲んで絶景を眺める。
この時間も好きだ。
ご飯をつくったり休憩していると、時間は既に13:30
そろそろ下山に向けて動き出さないといけない。
高所でビールを飲んで若干ほろ酔いになりつつ、歩き始める。
鷹ノ巣山から下りると縦走路分岐にぶつかり、
奥多摩湖の方へ降りる尾根と奥多摩駅へ向かう長い石尾根へに分かれる。
分岐左側のトレイルを進み水根山~城山~六ツ石山分岐側を進んでいく。
この水根山~城山~六ツ石山分岐区間は標高差があまりなく、ゆるい下りのトレイルとなっている。
防火帯となっているエリアなのか写真のように気持ちのいい稜線トレイルを味わえた。
この辺で奥多摩ステルスするのもいいかも。
見上げると雲一つないスカイブルーが広がり、
葉の落ちた樹が枝を伸ばしていた。
コースタイム4時間程度のところをピークから3時間程で奥多摩駅へ下山。
石尾根はちと長く感じた。
それでも人の少ない冬の奥多摩は十分有意義な時間を過ごせたし、
体を動かすことができて楽しいハイクになった。