9月の大型連休のSW(9月19日~26日)に、八方尾根⇒上高地へ
6泊7日の旅をしてきた。
Day1(■)
Day2(■)
Day3(■)
Day4(■)
Day5(■)
Day6(■)
Day7(■)
SectionA(八方尾根~親不知)(■)
SectionB(八方尾根~上高地)(■)
今回のSWは同じ場所である八方尾根から入り、反対側である上高地へ向けて
八方尾根⇒上高地_120キロ6泊7日の旅=SectionBと位置付けて北アルプスを歩く。
実現すれば、ハイクをはじめてから抱いていた一つの夢というか目標のようなものが
セクションハイクをつなぐ形で達成できそうだ。
『親不知←八方尾根→上高地』。
いつか、こんな旅がしたかったのだ。
1日目のルートは、
白馬八方BT~リフト~八方山~八方池~扇雪渓~唐松岳頂上山荘(テント泊)
こんな感じ。
1日目の工程はまったくもって「前回の親不知の旅」と同じだ。。
そして一週間前の「白馬国際トレイルラン2015」の3日目でも同じコースを辿っている。
でも、同じコースだったとしても前回はGWの残雪の時期だったり、
ガスで覆われた日にあたっていたので、快晴の中での紅葉時期を歩くのは初めてということで
結構楽しみにしていた。
6:30の高速バスで新宿駅から出発。
今回のザックもZimmer Built HDver.で。最近はパッチカスタムが自分の中で流行っている。
UHのシルクスクリーンっをザックに刷ってもらったり、パッチ、ピンバッチなんかを縫い付けたりして、
完全に自分のザックになっていてお気に入り感があふれている。
MYOGったものもチラホラとあり、使うのがとても楽しみ。
それにしたって、夏とはいえ、6泊分の装備でパンパンになってしまっていて、
ベースの7.5キロに、さらに7日分の食料と煩悩の酒を合わせて12.5kg程の重量。
煩悩の重量はまぁ、1,2日で10キロくらいまで落ちそうだけど。
宿泊数は増えても、前回のGWの残雪期装備と比べても少し少ないくらい。
にしてもやっぱり10kgを越えると重く感じてしまう。
食料を小屋に頼れば軽い装備で歩くこともできるが、毎食が外食ということには少し抵抗感がある。
公共交通機関を利用する自分は、完全にSWをナメてた。。
11:30に白馬八方BT到着予定は、遅れに遅れて、
13:00頃の到着。それでもいい方なのだろうか?
1.5時間の遅れでスタート。
そこから白馬の街を歩いてリフト乗り場へ。夏場は人がまばらな白馬。
幸い、リフトは動いている。文明の利器は使うべきね。
時間は14:00くらい。
一発で最終リフト降車場の八方山荘に到着し、ここからハイクアップ。
リフトは便利ねー。
先週は下から登ったもんね。
若干雲は出てきているけど、山には先週より秋が深まってきていた。
もう既に美しい。
途中、八方池の手前の先週工事中のWCのところで
右足にイカしたタトゥーを入れた外人さんに会って、写真を撮らせてもらった。
タトゥーを入れる趣味はないけど、これはかっこいいなー!
先週はガスでほとんど見れなかった八方池。
紅葉まではもう少しかもだけど、周囲の草木は紅葉が始まっていて色とりどりできれい。
でも、先週通ったばかりの池には用事がないので、おりないけど。
池には寄らずに先に進む。
八方池を越えてここまでタイム的にはコースタイムの6割強程度で歩けていることがわかった。
コース計画を7割でプランしているためこのアドバンテージはかなり嬉しい。
最近になって、「ヤマプラ」、「ヤマタイム」、「ルートラボ」など
自分のペースに合わせたコースタイムと、登山計画まで同時につくれるサイトがることを知った。
今まで頭の中だけでやってきたけど、7日歩くとなると多少プランしておいた方がいいかと考えた。
一人なんで安定の自撮り。w
下から2.5時間で位で唐松岳頂上山荘に到着。
気温は5度くらいで結構寒い。
ナノパフハイブリッドでは若干厳しいくらい。。
ここでは調理用の水を¥150/Lで分けてもらえるので入れてもらった。
直接飲める水ではないので、直前でソーヤーミニを買っておいてよかった。
小屋の中でテントの受付をするとまたしてもSW期間の洗礼を受ける。
「テント場が相当混み合っていてあと10張りもできないんじゃないかなぁ?」だって。
まじ?
残雪の時期はそもそも雪の斜面しか見えなかったので、
そんなにテントが張れることすら知らなかったけど。
急いで疲れた足で下へ降りていく。
テント場は確かにメチャクチャ混みまくっていて、、55/60くらいでテントが埋まっていた。
僕は56番の札だった。
最終的には100m以上下った最下層まで下りるハメに。。。
下まで降りても既にフラットなところは埋まっていて場所がなくてサイトを決めるのが大変。
フロアが斜めだったり、ガレだらけだったりしていて張れそうにない。
テント場から斜面を上に上がっていったところに1カ所眠れそうな場所を発見。
みんなが敬遠したところみたい。
でも、ポツンとしたところで結構気に入った。w
なんとかクフを設営するとULテントは自分だけだった。
ひとり浮きまくってるがまぁ、いいか。
お気に入りだし◎
時刻は既に17:30。
若干の雲はあるにせよ、劔岳を臨むドラマチックな夕景が待っていた。
水を汲みにまた上まであがると丁度サンセットタイムになり夕陽を眺める。
剱岳にかかる雲海が美しい。
今日は前に宴会ハイクを一緒にした二人が登っているのだったか。
気を付けて歩いてほしい。
そして、ここに来ると思うのはいつか立山方面も歩きたいということ。
疲れた身体にはまずはコーラ。
もちろんビールは持参してるしね。
このコーラ。最近まで飲まなかったのが、ピークではビール前に飲んでしまう。
疲れた体に染み入る感じが気に入ってる。
唐松岳頂上山荘のビールは600円。
山の上は何でも高いね。
18:30を過ぎると、周囲が暗くなってきた。
今までは、グリースポットを使っていたのだけど、かねがね900mlの容量は多いと感じていて
500mlの容量に変えてみた。
多いというか、大きいのだ。ザックの中で。
BATCHSTOVEZ Cookpot 500ml
HPより
一人分のお米を炊いたりどんぶりとして活用したりアルミの特性を生かした使い方を堪能できる
ソロハイキングに新しい楽しみをあたえてくれるアイテム。
サイズ 500ml
直径:9cm 高さ5.5cm
重量 95.5g(本体72g,蓋23g)
素材 アルミ
グリースポットは116gだけど、重量差20gのことより、
小さくなって、ザックの中の容量が減るということが結構重要だった。
Butchsstoveにしたことでザックの容量を効果的に小さくすることができて嬉しい。
500mlあればコメも炊けることも確認済み。
最近はアルコールストーブを愛用していて、FreelightのFrevoRを使っているが、
火が勢い強すぎて持ち手が燃えるのが悩みだった。
それを解消するために前はRSRストーブの抑制リングなるものを使っていたが、
今回はVERTEXを完全に組み立てて、その下で燃やしてみると、
絶妙な火加減で弱火になることがわかり、安定して使いやすくなった。
初日の儀式、生コメを炊いて、カレーにした。
山で食べるカレーはうまい。