久しぶりの奥多摩ハイク。
三頭山近くの笹尾根を、今回は三人でユルハイクしてきた。
コースはこんな感じ。
武蔵五日市(駅)~下和田(バス停)~土俵岳~丸山~数馬峠~槙寄山(西原峠)~仲の平(バス停)~武蔵五日市(駅)
前日、今回の為にデイハイク用に20ℓ程度のザックを徹夜で作っていいたため、
まったくのぎりぎりとなってしまい、
いろいろと準備するつもりだったんだけど、
とりあえずあるものをポンポンとできたばかりのザックに放り込み
ダッシュで始発に乗り込むという、前回に続く慌ただしさで武蔵五日市までなんとか到着。
水やおにぎりすら用意する余裕がなく、途中の乗り換え時なんかでなんとかゲット。
二人とはインスタで繋がっている関係。
バス停で初めて会っても全く違和感なかったw
そう。
今回は沢登りがメインのRくんと、
ハイクはもちろんのこと最近ボルダリングにもハマっているというSちゃんとの
凸凹組の三人ハイクなのである。
僕にとって、女の子を交えてのハイクなんてかなり珍しい。。。
この一週間、天気が晴れやら曇りやらめまぐるしく変わっていて心配ではあったけど、
なんとか晴れ間も見えたりして
目的のバス停に8:00くらいに到着し、
目印の赤い橋を渡ったら杉の林道をハイク開始。
奥多摩の杉林を延々尾根に向かって登っていく。
気温は正確ではないけど7、8℃は越えていたかな?
30分程経つと体も少し温まってきて、各々着ている上着を脱ぎだし、3人ともTシャツ姿。
Tシャツ気持ちいいわ〜。
Tシャツ姿の怪しい3人は「早く尾根に着かないかねぇ~」なんて、
展望のないトレイルに少し飽きてきた。
少し杉林がまばらになってきてようやく尾根らしきところまできて
水休憩や装備を整えて出発しようとすると、一人Sちゃんが焦ってゴソゴソやってる。
どーしたどーした。
「携帯なくしたかも。。」
「!!!(男二人)」
サコッシュやポケットをひっくり返してもなさそうなので、どうやらやらかしたらしい。
男二人は、「まぁ、さっき着替えたところにあるでしょ。w」
さっさと荷物はその場にデポして、さっき登ってきたトレイルを空身で下りていく。
下りていく間、Sちゃんは「どーしよーどーしよー。。。」
てなってたけど、「おじさんに拾われて使われてるかもよ~」なんておちょくりながら、
男二人はげらげら笑って「大丈夫。大丈夫。w」と口先だけで慰めてみる。
先ほど着替えた場所に戻って、「ここだよね?いや違う?」とやっていると、
「あった〜!!」と満面の笑みで携帯を大事そうに持っているSちゃん。
やっぱりね~。w
それにしても、ほんと見つかってよかったよ。
まぁ、これがこの日で一番のトラブルかな。
再びザックをデポした場所に戻りハイクを再開。
10:30過ぎ、ようやく尾根に到着。
これで「こゆずり」と読むらしい。
看板は富士山らしき形をしているが全く富士山などは拝めない。w
真っ直ぐ伸びる杉の大群に圧迫され、
悪態つきながら尾根を目指して林道を歩ききると、生憎の曇天の中、空が開けた。
我々は仲良しな凸凹組だけど、休憩は微妙な距離感を保ちながら
お菓子などを食べるのである◎
不思議な距離感で各々が持ってきた行動食を食べる。
Sちゃんのザックやサコッシュからはたくさんのお菓子が登場してきてスゴイと思った。
今回MYOGしたザックはコレ。
BKダイニーマで20ℓの日帰りザックが欲しかったのだ。
お気に入りのジマー(PIKAPACK)はデイハイクには大きすぎるから。
ガマグチメッシュになんでも放り込めるのが便利。
上部はロールトップにして、両脇でパチンと留めれるようにしてある。
背面長さは少し短くして腰過重ではなく背中に沿うようにしてみた。
今回でザックを作るのはは4つ目。
Picには一番はじめにつくったものはないけど、
冬仕様(前回作ったヤツ)、Zimmerbuilt、今回の20ℓ、そしてトレイル用。
自分の中ではZimmerbuiltが基準の大きさで、そこからどうしたいかという位置づけ。
一番初めのヤツから比べると、もの凄く成長したのが自分でもわかる。
求められれば作りたいとも思うけど、今のところは自分で自分の為に使うのが楽しい。
そして、前日に原宿で神山さんがやっていたシルクスクリーンWSに赴き、
生地の状態のものに剃ってもらったUHのフクロウちゃん。
ハゲたらまた違う色にしてこれをすってもらおう。
シルクスクリーンは一発勝負なのでとても興奮する!
時間がなさ過ぎてメッシュネットを固定するギミックは間に合わなかった。w
あと、ロールトップ上部にものを挟めるようにするギミックも。
いくつか作ると、自分に必要な機能が大体分かってくる。
これはRくんとMYOG談義しているところ。
彼はそのうちミシンを買って器用にギアをつくり出しそう。
早く糸や針の番手、生地や縫製について談義したい。w
こういうのは普通の人はやらないのかな?
ミシンはとても面白いと思う。
興味がある人は、ヤフオクで中古でいいので買ってまずははじめたらいいと思う。
僕も2000円で買ったミシンが今まさに現役だしね。
にやにや歩くのも楽しい。
この尾根は「笹尾根」というだけあって、確かに笹が生えている。
このあたりは丸山のあたりかな?
景色が同じ様で若干判別がつかないのだけど、
この辺りでみんなお腹空いたコールが出始めた。
でもコースディレクターのRくんから「数馬峠」での昼飯指令。w
僕たち二人。
がんばります。。
数馬峠までの間にこんな風なフラットスペースがあらわれてくる。
ココは人もほとんどすれ違わないし、
ディープなステルス適地とみたよ。
お昼御飯に向けて最後の急登を登りきる。
このあたりは「〜〜峠」という場所が多く、アップダウンが激しい。
数馬峠に到着するやみんな無言でお昼の準備。
Sちゃんは「山頭火ラーメン」。悪くない。
というか、メチャウマそうだったw
女子で冬にアルコールストーブを使うなんてなかなか粋。
僕はと言えば、前日に飯の準備をする時間がなくて
余っていたビーフシチューをサーモスのランチバージョンに入れてきた。
ハイクに初めて使ってみたけど、これは意外に便利。
6時間でも63度を保ってくれるし。
素早く暖かいものを食べることができるのはこれは素晴らしいとしか言いようがないw
ビーフシチューも二人にも好評で満足。
Rくんは今まさに棒ラーメンを吹きこぼして粉っぽいラーメンを作っているところ。w
食べ終わり際、「粉っぽい」ってつぶやいてた。w
僕も持っているけどジェットボイルはホントにいい製品だと思う。
沸騰早いし。
若干大きかったり、状況によってはフィットしきらない点はあるけど、
冬は買っておいて損しない。
大活躍するギアだと思う。
お昼を終えた僕らはユルハイクなのではしゃぐだけw
12秒のタイマーに間に合わないSちゃん。
二人とも笑顔がぎこちないのは気のせいか。。。
12時過ぎに休憩場所に着いた僕らは、13:45に出発した。
こんなに休憩が長いハイクは久しぶりだw
でもなんだか心地よいのも事実。
途中でみかけたこれ、はじめてみた。
「熊棚」。
「クマが木に登り、ナラ、ミズナラ、クリなどの実を、枝ごと折り取り食べ、枝を尻の下に敷いていった結果、
木の上に棚状のものができる、それを言う。」
二人とも熊棚のことを知っていたようだった。
今までで一番大きいらしい。
ぼくが無知なだけかは知らないが二人とも山座のことを話していたりと
脳内GPSが炸裂していてなかなかすごい。
僕に至ってはiphoneアプリで対抗するのみw
西原峠を越え、槇寄山をちらっと冷やかして戻ってきた。
さぁ、あとは温泉へ向けて帰るだけだ!
あとはぐんぐん下るだけ。
ふたりはどうだかしらないけど、僕の頭の中は温泉とビールのみ。
梅の花もきれいに咲いている。
途中の朽ちた木で遊んでみたり。
あとはひたすらビールに向かうのみ。
16時過ぎに温泉に着き、温泉&ビールで〆。
19:00過ぎのバスで武蔵五日市へ。
なんというか、誰かとハイクするのはホント悪くないとおもった。
予定を合わせたりと煩わしい部分もあるが、その分その日が楽しみという側面もある。
どっちもいい。という印象だった。
この日が初対面でも、こんな笑顔にもなれる。
またこのメンバーでやりたいなぁ。
ひたすら楽しいハイクでした。