2日目のコースはこんな感じ。
菱ヶ岳テントサイト〜伏野峠〜宇津ノ俣峠〜花立山〜牧峠〜梨平峠〜関田峠〜黒倉山〜
鍋倉山〜小沢峠〜仏ヶ峰〜とん平テントサイト
テントの隙間から空が白み始めているのを感じ、
4:30頃起床。
夜中は、ネイチャーポールが折れてしまうのではと若干ヒヤヒヤしながら寝たり起きたりしていた。
外に出ると風はおさまり、昨日の濃霧は霧消していた。
空には分厚い雲がかかっているが、昨日と違うのは若干晴れ間が見えているところ。
期待できるかな?
今回の朝ごはんはフォーと味噌汁とコーヒー。
よくよく考えれば全部汁物だ。w
朝に塩分高めのものを摂っていく方針にしてみた。
昨日夜に何度か寝起きしたが、体はそこまで疲れていないみたい。
昨日は濃霧で周囲の様子はほぼ確認できなかったがこんな広場だったのか。
今日は目の前に見えている入り口から森の中へ入っていく。
5:30頃、歩き始める。
菱ヶ岳テントサイトは若干信越トレイルのコースから外れて迂回している為、コースへ復帰する。
しかし、昨日入ってきた分岐に復帰するのではなく、少し進んだ部分へ復帰する。
テントサイトの標識にも「本コースを歩いていない部分も信越トレイルの踏破には問題ない」とあった。
今後整備されていけばこの菱ヶ岳コースも本コースに含まれるのかな?
稜線をつないで歩いていくので、夏の雑草の陰から時たま景色を臨める。
今日は晴れるのか??
と、この時はのんきに考えていた。
6:30頃。
伏野峠。
トレイルを歩いていくと急に車道が。
これが信越トレイルの特徴の峠と峠をつなぐセクションだ。
もし怪我だったり、水切れなんかでなんとか街に降りたいとなってしまったらこれは天国気分だろう。
善し悪しだとは思うが、エスケープのしやすいトレイルというのは誰でも歩こうという気にさせてくれるだろう。
標識に描かれた地図を確認していると、足元にクーラーボックスが。
こんなところにクーラーボックスかと見ると、何か書いてある。
「テント泊で信越トレイルを縦走中の皆様へ」だって。
有志の方の水提供!!
これはすごい!!
こんなトレイルは見たことがなくて、すげえなと素直に思えた。
それだけ地元の人に愛されているってことだ。
自分はたっぷりと水も汲んであるのでもらうことはなかったけど、
水が足りていない人にとったら助けの神だろうな。
僕も水の足りない時のつらさはよく知ってる。w
伏野峠からしばらく歩くと、急に天気の様子がおかしくなり、
ぽつぽつ雨からざぁざぁ降りに変わってしまった。
レインジャケットを着る前に降り出してしまった。
やばいやばい。
電子機器関係がやばいやばい。
8:00過ぎごろに宇津ノ俣峠を越える頃にはシューズは既にぐちゃぐちゃ。
最近はレインパンツを持っていかず、グランドシートを腰巻きにして歩くことにしている。
パンツ回りさえ保護できれば足元が濡れる分には構わない。
グランドシートはかなり役に立つ。
11:00前ほど。
光ヶ原キャンプ場の分岐を通るころには雨も止んだ。
そろそろ何時くらいかとかばんから携帯を出すと、反応しない!!
お、おぃ~~~~~!!うんともスンとも言わない。
ここで携帯はご臨終。。。
テンションはがた落ち。。
もう今回はやめて帰ろうかとまで考えてた。。
写真を撮ろうとすると、カメラのディスプレイが反転して、電源も落ちたり勝手についたり。。
カメラまで!!
結果、カメラはなんとか水が蒸発したみたいで持ち直したが、iphone6Sは死亡。
とは言え、帰るにも先へ進まなきゃならないわけで。。
気を取り直して先へ進む。
12:00頃
黒倉山を過ぎる頃には天気が回復してナイスなトレイルになってきた。
そのころには残念ではあったけど自分のせいだし、歩いていると気分も良くなり
また歩き続けようという気にもなってきた。
この携帯死亡のおかげで、SNS繋がりの方からだいぶ心配されてしまっていたようだ。
そらそうだ。
霧に消えていくPicのあと、何の音沙汰もないんだからね。
いやぁ、このブログを読んでいるかはわからないけど遭難騒ぎになっているとは知らず
ご心配かけて申し訳なかった。。
小沢峠をパスし、素敵なブナ林を抜けていく。
この頃はハイキングがまた楽しくなってきていた。
イイカンジ。
やはり晴れは正義。
14:00くらい
仏ヶ峰登山口のリフト乗り場まで来るとここからはゲレンデ歩き。
ここからはとん平のテント場までだらだら歩き。
脚がだんだん辛くなってくるような砂利道をこれまたダラダラと歩くと
眼下に見えていたとん平テントサイトに着。
信越トレイルのテントサイトには必ず水場がある。
テントサイトなんだから当たり前じゃないかというかもしれないけど、
水のありがたみは本当に身に染みているので素直にうれしい。
ここで、ここまで泥だらけになった脚からシューズから汚いもん全部洗うことができて
この水がめちゃめちゃ冷たくて最高。
ビールもちゃんと冷やせて生き返る。
とん平テントサイトは、目の前が全部スキー場の原っぱになっていて
そことは反対の薪置き場の片隅が指定テントサイト。
とてもイイカンジ。
目の前の原っぱにはボーイスカウトかなにかの高校生くらいの子たちが
ギターをかき鳴らして歌いまくってた。
のどか過ぎる。w
しかしその歌声が夜まで続くとなるとかなりウザい。w