Day2の行程はこんな感じ。
茶臼岳〜扉峠〜(ビーナスライン)〜和田峠〜(ビーナスライン)〜八島ヶ原湿原〜沢渡〜車山肩〜車山高原スキー場〜南白樺湖
さぁ、2日目のはじまりだ。
5:00頃起床。
テント内は−10度となりかなり凍えた。。
なぜなら、最近寝袋とマットとの相性が悪く試行錯誤していて、今回は外付けマットとインフレータブルのオゾンの、
ダブルマットで挑む予定がバックパックに外付けしていたエバニューのマットを昨日紛失していたのだ。。
この先も同じような夜を迎えなきゃかと思うと若干うんざりしてきた。。
寝ながら悔しかったのか、マットがないのは自分のマットを誰かがギアテストしていて朝起きたら返してもらえるだろう
なんて謎の夢を見ていたw
そんな謎ストーリーあるわけないw
ま、気を取り直してと外に出るとこの景色。
やっぱり山の朝はいいね。
朝は卵スープと雑炊、コーヒー、パン等朝飯を手早くとって片付けてなんだかんだしていて出発は安定の6:30頃。
いつもいつも朝の準備が遅い。
もう少し早くしなければね。
この先歩くであろう山々を見下ろす。
今回はボトムに関してibexのwoolies1とミニマスパンツのみで挑んできた。
これが見事にハマって、透湿性の高い素材と保温性の高い素材のいいとこ取りのような感じになり、
ボトムに関しては全くのムレ感を感じることはなかった。
朝の内は少し寒さを感じるため巻きスカート風にしてしのげば必要にして十分。
昨日寝ていた場所はどうやら思いっきりトレイル上だった模様。。
今日はここを下って扉峠へ向かう。
基本的には下り基調なんだけど意外とアップダウンと深めの雪でなかなか苦戦する。
扉峠まではユルく山脈を下って行く感じ。
結構苦戦する尾根。
扉峠手前で調子に乗って進んでいたら擁壁のようなとこに出てしまって失敗。
何も考えず進んでいたらまぁまぁ危なかったね。
10m以上の落差なので落ちたらヤバい。。
横にまわってみるとこの傾斜。。
ずりずりずりずりしながらなんとか降りる。
8:30頃ようやく扉峠に到着。
ここからは5〜6キロ程ビーナスラインをくだっていく。
たぶん3時間くらいかな?ちょっと萎えるなぁ。。
道路が埋まってしまう程の積雪。
ビーナスラインのロードはそれ自体が山のようにうねり行く手を阻んでくれる。。
そりゃ通行止めになるわな。
11:00前に和田峠に到着。
やっぱり3時間くらいかかった。。
ここはビーナスラインと別の道路が交差するところ。
このあたりから山道を歩くことも出来るが、眺望良い訳でもないし時間もかかるので相変わらずロードを行く。
ロードまで降りてくると気温も上がってきていて−1度。
どおりで暖かいと思っていたよ。
気温が下がったとはいいつつもまだまだ雪。
和田峠からもビーナスライン。
3〜4キロくらいの距離を歩かなければ。。。
12:30ごろようやく八島ヶ原湿原に到着。
朝出発してここまで6時間か。。
長かった。。
八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は日本の高層湿原の南限にあたり、尾瀬ヶ原よりも泥炭層が発達しており、8.05mにもなっている。これは、学術的にも貴重であり、天然記念物に指定されている。 高層湿原の始まりは、湖沼である。
(wikipedia)
雪の深く積もったこの時期だけに少し失礼して。
湖沼の真ん中で呆然とするような景色に身を置く。
なんだか初めて尾瀬を経験したときのような感動だった。
興奮した。
無風。晴天。湿原。
茶臼岳からはるばるきた甲斐があった。
ホント気持ちのよいところ。
夏にもまた来てみてもいいかも知れないな。
14:00頃ヒュッテみさやまの目の前のベンチをお借りして昼休憩。
お昼はあまり用意していないんだけど、コンビニで買った「五穀米おしるこ」なんかが活躍。
近くの諏訪神社に今回の旅の無事を祈念して歩を先へ進める。
ここからは車山肩、乗越を目指すがなかなか苦しい道が続く。
やっぱり雪は歩きづらいね。
雪が深いとちょっとした傾斜でもなかなかつらいものがある。
Picではなんてことなさそうな傾斜も意外とキツい。
振り返れば自分の足跡しかない。
下から上がってくるときはこの小屋が車山肩かとおもったけど違った。
この小屋は新しいのか地図には乗ってなかった。
樹を取り直して先に進み15:30前に車山肩に到着。
上に見えるのは天文台かなにかかな?
16:00くらいには車山乗越に到着する。
こんな風景みれただけで最高だね。
なにもないだだっ広い雪原。
底を歩くのは自分一人だけ。最高なシチュエーション。
近くにスキー場があることもあってまわりにはスキーで歩いている人のあとがある。
スキーでの山歩き旅もオモロそうなんだよなぁ。
スキー板履いてないときのことが想像できなくてまだ手を出せないでいる。
種類もいろいろあってなかなか難しそう。
今のところテレマークを面白がっている人が一番オモロそーなんでちょっと興味はある。。。
陽の落ちる前の雪山ってやっぱり美しい。
眼下には車山高原スキー場が見える。
ここからどうしようかなぁなんて考えているが、まずは先へ行くにしても白樺湖へは降りる必要がある。
スキー場ならバスが出てるはず!
なんて賭けに出て下へ降りることに。
まずスキー場内の案内所へいくと、「30分前に出たのが最終よ」なんて無碍な返事。。
それでも近くに止まっているバスもあるので聞いてみるがみんな乗せてくれない。。
途中通るんだから乗せてくれたって。。
しょげ返ってスカイプラザなる併設された建物でコーラ飲みながら総合カウンター受付の方とそんな話をしていたんだけど、
結局はどうにもならず、白樺湖にはコンビニと温泉があるという情報をもらって出発することに。
本当はなんとかして北八ヶ岳ロープウェイまで行きたいんだけどなんだか難しそうだな。。
総合カウンターの方からは、車道で前に事故にあった人がいるとのことでスキー場を登り返してトレイルを歩くことにした。
雪もザレていて歩き難い。
しかし、今回は登るのを諦めているが目の前の蓼科山は独立峰のようでかっこいいな。
そんなことを考えながらトレイルを歩いていると、下から1台の車がなにやら合図しているようにみえるではないか。
ま、そんな訳ないと思い歩き続けるが、車もついに止まった。
あれ?
もしかして?
そう。スキー場の総合カウンターの受付のお姉さま。
「温泉まで送ってあげようか?」などと。
なにーー!!
これがトレイルマジックというやつか?
あなたがトレイルエンジェルという人種ですか?
車からすれば大した距離じゃないけど、歩けば1時間くらいはかかる距離。
助かったー
コンビニで補給して、温泉でおろしてもらう。
こういうのってうれしいね。しかもトレイル中ってところも。
ありがたかった。
温泉温泉。
完全に先へ急ぐのはやめたw
降ろしてもらったのは南白樺湖に位置する「すずらんの湯」。
21:00までやっているとのことでここで過ごさせてもらう。
お湯もいいし、買ってきたビール飲んでカップ麺食って、暖かいところでだらだらするだけ。
しかも貸し切りのような感じで最高。
2回も入ってしまった。
トレイル途中で温泉に入れるなんてね。
いやぁ最高だ。