今回歩いた白馬周辺のコースはこんな感じ。
Day1(■) 猿倉〜大雪渓〜白馬頂上山荘〜杓子岳〜鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉
Day2(■) 白馬鑓温泉〜鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬山荘〜白馬岳〜三国境〜小蓮華山〜白馬大池〜白馬岳蓮華温泉
Day3(■) 白馬岳蓮華温泉〜白馬大池〜乗鞍岳〜栂池山荘〜栂池高原
3日目の今日はハイク最終日。
栂池からのバスの時間が14:30頃のため最低13:00くらいには栂池に着いておきたい。
コースタイムで6時間弱というところなので最終日も早めの5:30スタート。
テントはびっしょりだが、ラストデイなので気にならない。
昨日は酔っぱらって帰ってきた訳なのだが、心配していた程地面の濡れも気にならなかった。
時間的に朝風呂を堪能することも出来なさそうで、帰り途中ということもあり少しだけ昨日の温泉を覗いていくことに。
すると、昨夜一緒に酒を飲みかわしたNHKクルーがいるではないか。
昨日より霧も晴れ、今日は午後は晴れ予報なので気合いも入っているようだった。
昨日のぐでんぐでんとは打って変わり無事撮影も出来ているようで良かったw
徒歩10分程度の周回コースを歩きいざ昨日歩いてきた白馬大池までの岩ヌルヌル地獄へ。
夜に乾いたのか、思っている程びちゃびちゃな地面でもなく、歩き難さもあまり無かった。
意外に苦にならず歩くことができるかも知れない。
天狗の庭まできても相変わらず景色はこんな感じ。
少しだけ晴れてくれたようでよかったけどね。
ここからの景色が見れなかったのは残念。
2.5時間程歩くと昨日出てきた白馬大池へようやく到着。きっかりコースタイム通りのタイム。
白馬大池の途中にはこんなお花畑が広がっていたのか。
白馬大池までは朝から腹へってかなり体力消耗した感じ。。
小屋に入るも小屋が開くのは10:00頃だという。
なんとかならないもんかと思い、乾麺だけでも売ってもらえないかと店員さんと交渉するとOKとのこと。
よかった。。
へろへろだったのでどんなものでも良かった。
近くの水場から水を汲み、湯沸かしの用意をするとホット一息。
そして、ここで登場コカコーラ。これがまた美味いのなんの。
そして空腹のカップスターの天国さといったらこれまた最高!
いやー、塩分が沁みたな〜〜
ここでクッカーの片付け時に何気無しに弄っているとエバニューのTiゴトクが
山とうつわSの底にぴったりとハマることを発見してようやくストレスの無い収納が出来たと喜んでいた。
こういう風にクッカーがフィットしてくれるのって嬉しいね。
ま、ただの自己満足ではあるのだがw
1時間程休憩したらすっかり元気になれたので乗鞍岳へ向けて出発。
白馬大池に霧が立ちこめてきて少し幻想的な瞬間も見れた。
乗鞍岳へは実は初めてくるのだけどどっしりゆったりとした山頂と岩岩してるのが印象。
それにしてもこの天気はもうしょうがないのかね。。
ここ白馬大池は「おおかみこどもの雨と雪」の舞台にもなったところ。
そのため、妙な既視感があった。
映画は冬時期の場面だったかな?
あのCMにも使われていた高木正勝のピアノが聴こえてくるw
山頂は思った通りフラットでハイマツをかき分けて先へ進んでいく。
この感じなんか良かったなぁ。
残念だったのはやっぱりこのガスった感じ。
ここからはどんな景色が見れたのか。。
それでもこのガスの時にしか見れない景色もあるので複雑な気分でもある。
山頂を越えしばらくするとこの真夏なのに雪田があらわれる。
時折雨も降ってきたのでレインをかぶって歩くが、雪と短パンの似合わないことこの上ないw
雪田を越えると延々続く岩の下りが待っている。
自分はいいペースで下っていけるのだがコトちゃんはなかなか慎重派。
ところが自分は油断して足を滑らせ頭を打つアクシデントもあり、慎重にいくことの大事さを学んだ岩下りだったw
とにかく人の何倍もあるような岩の連続。
標高2300〜2200mくらいで森林限界を迎えたようで周囲に樹木が目立ちはじめてくる。
足下は相変わらずの岩岩した感じで、かつ常に濡れていたので滑りやすい。
まぁ、要するに歩き難い道だったってことだ。
延々と岩の道を下るとようやく天狗原という木道を敷いた湿原に出る。
栂池から近いということでかなり登山客が多かったのだが、誰もいないこの場所を歩けたらなかなか気持ちがいいだろうな。
木道を歩くとどうしても尾瀬を思い出す。
少し残念だったのは木道に沿って張り巡らされたビニル製のロープ。
心ないヤツもたくさんいることを知っているのでしょうがないのかも知れないけど、これがあるだけで興ざめしてしまう。
芝生にある看板みたいなもんかな。。
永遠に続くかと思うくらい長く感じた下りを下り終えると12時過ぎには栂池のロープウェイに到着。
やっと到着。。
コースタイムより1時間程早めの到着。
だいぶ疲れていたようだ。。
栂池はさすがの観光地だけあって靴の洗い場なんかもあってナビゲーションセンターなんかもあって
さすがのサービスだった。
それでも、ここから乗鞍、白馬大池へ登りでいくのは避けたいかも。。
それくらい単調でキツかった。。
待ち時間には当然のソフトクリームね。
ハイクも終わったしうまい。
歩いていた時には全然気付かなかったけど、紫外線に当たり過ぎて体中が火照って痛い。。
この後の風呂でどれくらい焼けていたのかが感じられたw
時間は無かったが、風呂に入った後は揚げ物&ビール。
いやぁ、サイコー。
緊張も取れ、3日間の疲れがどっと押し寄せてくる。
心地いい。
と待ったりしているとバスの時間に遅れそうになり最後のダッシュをかまして東京行きのバスでぐっすりと眠る。
そして、新宿に着いたら打ち上げでもしようぜってことで気になっていたホルモン屋へ。
これがまたホント美味くて3日間の減った体重以上を取り戻したのはいうまでもないw
ハイク後の焼肉。
完璧。
決めることが苦手でなかなか行く気になるのが遅かったのだがあれよあれよと決まり、結果的には行って良かったこの温泉旅。
誰かと3日間も二人で歩くのも初めてだったし、しかも女のコ。
楽しく歩けて良かった。
一緒に歩いてくれたコトちゃんには感謝。
今回の旅では内湯を合わせれば計6箇所の 山の温泉に浸かることができた。
雨、霧、曇、晴、雷など目まぐるしく変わる天気の中、 1日に10時間以上歩き通して疲れ切った体を温める温泉は最高そのもの。 HIKE & ONSENの親和性の高さに改めて気づけた。
そしてONSENには毎度毎度、湯と酒を媒介とした 素晴らしいコミュニケーションがあった。
目的のある歩きは楽しい。
いい旅ができた。
さぁ、次の温泉はどこだ。
良い'山の温泉'があるところを知りたい。
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