前日に雨に降られて寂しい思いをしながら眠りについたが、
雨もAM4:00頃にはあがり、こんな素敵な景色を見せてくれた!
誰も歩いていない深い森の中、そして霧。
素晴らしい!!
臼ヶ岳南尾根は最初は急登だが、中間地点ではこんなに素敵なトレイルもあらわれてくる。
まばらに開けたトレイル。
素晴らしい!!
このセクションはユル登りで気持ち良かった。
登りきるとまた濃霧に包まれる。
写真はないが、登りきったところで若干トレイルをロストしてしまう。
フェンスで鹿対策をしているのだが、それに誘導されるように今度は下ってしまい、
GPSと地図を見ながら、自分が違う方向へ向かっていることがわかり、
尾根へ戻るようにトレイルに復帰した。
やはり、丹沢でもロストすることはあり得て、
最低限の地図読み、GPSかコンパス程度は持つ必要があるなと実感。
ところで、頂上付近に群生していた、大きなたんぽぽみたいで、
固くて、鋭い葉の植物はあれはなんだろう?
短パンスタイルではかなりつらかった。。
痛い。。
臼ヶ岳登頂。
あまり標識をとる習慣はないが、休憩中に撮ってみた。
ベンチが設置されているが、小ブヨが煩わしく一瞬でスルー。
10:00頃に蛭ヶ岳に到着。
まぁ、まわりはガスってしまってまったく眺望なしだけど。
真夏の10:00。のどの渇きが半端なく襲ってきて、
さっそく蛭ヶ岳山荘でコーラ注入。
最近ハイク中にコーラを飲むことが多いけどほんとにうまい。
少し気になったのは蛭ヶ岳山荘のおじさんがかなりそっけなかったこと。
盛大に迎えてくれる必要はないと思うけど人に対してそんな風に接する必要もないなと思った。
水、コーラ共に500円。安くはない。そしてそっけない。
ここでコーラのみ注入。。
これがあとあと悲劇に見舞われる原因に。。
途中、一瞬だけ雲が切れた。
こうやって見るといいトレイルだ。
蛭ヶ岳から塔ノ岳へ至る道には木道が敷かれている場所もあり
なかなか雰囲気も良い。
この整備をしてくれている方々にはホントにアタマが下がる。
丹沢山へ着。
相変わらず眺望はなし。
ここは日当たりもいいが、風も強く、真夏は涼しくて助かった。
若干水の消費が多くなっていることが気がかりだが、途中で買えば問題なし。
丹沢山からは軽く塔ノ岳をスルーして(余り頂上に固執するタイプではない)、
もうすぐ木ノ又小屋だと思って歩いていると『氷』ののれんが!
あまり小屋に立ち寄って休憩することは少ないのだけど、
この暑さでこれ見たらやっぱり食べたくなる。
イチゴ味に練乳をかけまくり一気に食べる。
結果、頭がクラクラするような感じになるが、一瞬体も冷えて本当に助かった。
いま思えばこの時に熱中症になりかけていたのかも。。
そしてここで水を購入して歩きだした。
実際はヤビツ峠まで2時間の工程が残っているにも関わらず500mlでは足りなかったのだ。。
水に苦しむという状況を初めて経験した。。
鳥尾山荘に到着したが、小屋はやっておらずピンチに陥る。
覚悟を決めて三ノ塔、二ノ塔を経て、這う這うの体で山道を下りきり道路へ出る。
右へ行けばヤビツ峠だ。あと30分。。
と、地図を見るとここから100m下ったところへ「水」マークが!
半信半疑で下っててみるとコンコンと湧き出す水場が!!
そこには水を汲みに来るバイカーや近所の人たちがいた。
当然僕も浴びるように飲んだ。
写真はヒトゴコチついたあと、ダメ押しのレモネード。
たまんない味。
というわけで、ブナと霧の森と水不足のトレイル旅になった。
Day1(■)
Day2(■)
※ご注意
皆さまご存じとは思いますが、山でのビバーク行為はグレーゾーン領域と考えられています。
山、河川敷を含む場所での焚火行為も一般的には同列として扱われることが多く見受けられます。
決して他の方にこれらの行為を安易にお勧めしているわけではありません。
同様の行為をされる方におかれましては、ご自身で各地方の条例、ルール等の確認を行い、
行った後はサイトを可能な限り元の状態へ整え直して、(いわゆる、ステルスですね)
ご自身の経験と、見識、マナーに照らし合わせて、
自己責任において、くれぐれもで事故にお気をつけて楽しんでくださいね。