朝、焚火脇で寝てた夏目さんがごそごそ動くのを感じて、底冷えを感じるて起きた。(僕も焚火脇。。)
トイレに起きると空が真っ赤に燃えていた。
焚火アソビのせいで3時間くらいしか眠れなかったが、こんな朝陽が見れて最高な気分になれた。
僕たちのシェルター達はこんな感じ。
真ん中では夏目さんが朝のコーヒーのお湯を沸かしてくれている。
僕の愛しのKhufu。
夏目さんはレイウェイタープ。
確かコレでJMTを歩いたって話しだったような?
違ったかな?
シルナイロンだからよく伸びてと綺麗に張れる。
こちらはIsseiくんのMYOGシェルター。(縫製は奥さんらしい)
二人用700g台で長編側に開口部がある自立シェルターってみたことないかも。
夫婦二人で使うにはかなり良さそう。
ここまでいけたら縫製が粗いなんて関係ないよね。
シェルターMYOGなんて凄い!!
いつかタープ以外のものに挑戦したいところ。
サンポさんはGolite シャングリラ1かな?
良いサイズ感。
たつろうくんはLocusgearのタープかな?
詳しく聞くのを忘れた。。
そして、夜中に寝袋にくるまることすら困難になった三田さんはごろ寝スタイルw
というか、僕を含めて3人ともゴロ寝スタイルだったんだけどw
自分のことを自分でできる人達とのキャンプは それぞれ自立していて最高だった。
だから完全撤収15分前まで寝てるメンバーの ことだって起こすことなくそっと見守り、
朝のコーヒーをすすり、 その時間がまた愛おしかったりする。
さすがにみんな起き出してテントの中でてんやわんやw
タクシーを待たせている為慌ただしく準備してタクシーで鳥取駅へ。
キャンプ道具をたつろうくんの車に放り込み、トレイルヘッドの田後港までのバスに乗り込む。
僕たちの後ろはレイ夫妻。
昨日の最高なキャンプをiphone見せて自慢してやったw
今回のコースは
山陰海岸ジオーパークトレイルの2/3程の15km程度。
田後〜網代漁港〜岩戸漁港〜鳥取砂丘海岸〜鳥取砂丘
田後港に集まり、ガイドさんに促され準備体操を終えて歩き始める。
土屋さんは昨日同じコースを歩いていたみたい。
土屋さんや夏目さんやメンバーと歩くことに関しても個人的には少し感慨深いものがある。
みんなどうやら昨日の酒は抜けているみたいw
しばらくロードを歩くと海岸線へ降りることの出来る階段があらわれる。
海岸を歩くトレイルは初めてかも。
海岸とトレイルが混じりながらクロスオーバーして歩ける。
釣りで伊豆の海なんかにも良く行くのだけど、
その水なんかより圧倒的に透明度が高い。
カヤックでこのあたりを釣り回ったらオモロそーだな。
まさにRaywayの片方肩掛けを見れた瞬間。
山陰海岸ジオパークトレイルでいいのは入り組んだ地形のお陰で海と山がいい感じに混じるところ。
海抜0-300m程度のアップダウンを繰り返して地形が変わっていく。
美しい海岸沿いの変化に富んだトレイルのラストは砂丘。
こりゃ、ラストはワクワクするだろう。
途中に休憩を適度に入れながらトレイルを進んで行く。
海岸にバックパックを担いだ集団なんて、周りから見たらさぞ変な風景だろうw
これは浦戸漁港手前の灯台で確かこのあたりで最高高度だったような。
Isseiくんのバックパックは山と道THREE。
中央のレイのサインが光ってる。
レイもHPにてこの日のことを書いてくれたみたい。
嬉しいなぁ。
浦戸海岸でひと休憩。
僕以外は愛飲家みたいでみんなタバコを吸ってる。
ちょっと気に入ってるPic。
このメンバーの集合写真はこれくらいしかないかな?
サンポさんは九州のイベントで会った人たちをナンパw
年齢を感じさせない人なつこさがサンポさんの人柄をあらわしている。
なかなか年下に年上の空気を感じさせずに接することは難しいと思う。
すごいなぁ。
漁港近くの海岸の東屋でみんなでお昼休憩。
たつろうくんと土屋さんは九州の時にアルパカで川下りして遊んでいたらしい。
仲良さそうだった。
九州で川下りか。そんな体験も面白そうだ。
夏目さんと昼寝中の土屋さん。なかなか貴重なツーショットかも。
この旅の中で、夏目さんも土屋さんも自分の気もちいい場所を発見するのが上手いなと常々感じた。
そうやってロングトレイルも歩いてきたのかもね。
さらにトレイルを進む。
このあたりで、心配してた雨の気配がやってきた。
岩戸漁港を過ぎると急に風と雨が吹き付けてくる。
みんな持ってきたレインギアをかぶり先へ進む。
途中、レイは自分のMYOGしたレインジャケットの解説をしていた。
既製品に対して裾をつけたり、手を出す部分のホールに生地を足すことで手袋要らずに改造したり。
なかなかおもしろい改造だった。
やっぱり、自分に合わなければそれを改造して自分に合うようにするという精神になっているのだと感じた。
結構な雨と風の中、とうとう鳥取砂丘へ。
ちょっとワクワクするとこだなー。
が、風と雨が強すぎる。。
砂丘の異世界感は半端ない。
が、風と雨が強かったのが残念。。。
2㎞程歩いては最後の休憩小屋へ。
ラストはレイの挨拶によって締めくくられた。
「必ずまた日本に戻ってくる」って言ってた。
今度はHiker's Depotでもっと突っ込んだ、濃厚な話が聞きたいと思った。
Rock'n rollの生きた源流が70's初期のBeatlesやBob DylanやThe Rolling StonesやThe Clashにあるとしたら、
ULhikingの生きた源流はRay Jardineにあってもいい。
まさにその人と歩く旅だった。
それはもう、最高な気分だった。
いい歳したオッサン達が胸にワクワクを抱えたバスの旅。笑
だって、たとえば初来日のミックジャガーや甲本ヒロトと唄えるなんて機会あったら鳥取にでもいかないかな?
旅の間、三田さん曰く、なぜULなのかという問いに、「とにかく自然へのハードルを下げたかった」と言っていたという。
自然を楽しみ、トレイルを楽に歩くということには、必然的に軽さが重要だったということかもしれない。
今でこそバックパックは軽く、装備は軽量化され、楽に歩くことを普通にできている。
その裏には、彼の思想と試行錯誤とその実践があった故。
それを多くのギアメーカーがシフトチェンジして取り入れた故だ。
そんな彼によるメソッドの恩恵を受け、そのカルチャーに憧れをもつ者として、この旅では
「ありがとう」を伝えることにした。
夏目さんがはじめてくれた「感謝の表現」。それに共感し、協調したメンバー。
それこそが彼との関係性をとてもフラットにしてくれ、ワクワクするような時間を与えてくれた。
「ありがとう。」なんて、誰が言われたって嬉しいことなんだ!
とても良い旅になった。
Day1(■)
Day2(■)