当初、山で寝ること以外は決めておらず、行き当たりばったりでしか決めていなかったが
結局はがっつりと山を堪能することになった。
コースはこんな感じ。
東京に住んでるハイカーなら一度は歩いているだろうベタベタなコースw
奥多摩~石尾根~七ツ石山~雲取山~七ツ石山~鴨沢
振り返ると8月の浅間山からハイキングをしていなかったみたい。
夏で暑かったし、Alpackaを購入して川遊びに呆けていたのもあるんだけど。
2ヶ月も山に行っていなかったなんて。
そりゃ歩きたくなるってもんで。
というよりなにより山で寝ることをカラダが欲していた。
というわけで、雨があがった昼下がりに慌ただしく準備して、
酒を買い家を飛び出して奥多摩に到着したのは15:30。
なかなかの遅めのスタート。
こんなに遅く山に入るのは初めてかも。
普通はこのくらいに降りてくるし。
今日は地図で石尾根で前から目星をつけていた場所で寝るだけなので
お酒もつまみもいっぱい担いできた。
翌日の行動はは今のところノープラン。
軽く歩いてすぐ帰るのもいいかも。
まさにソロ宴会をして寝る為だけに山へ行く感じ。
電車に乗っている間ムフムフしててなんか良かったw
どこの山でもそうだけど、スタート直後は少し登りがキツイ。
なんてったって久しぶりに歩くし。
登りを歩くとふくらはぎがしびれる感じ。これこれ。
雨が止んだ直後だというのに地面はあまり濡れていなかった。
奥多摩は雨があまり降ってなかったのかな?
周囲の林を見ると葉はまだ青々としていて紅葉には程遠かった。
これから寒くなるとすぐかもしれないけど。
毎年奥多摩の紅葉は10月の終わりくらいなのかな?
その時期の奥多摩は人が多くてなかなか敬遠してしまう。
今年は紅葉時期には奥多摩じゃなくても人の少なそうなところを選んで少しどこか歩きたいな。
おー、いいじゃないの。
見えてきた見えてきた。
奥多摩駅から歩いて1.5時間ほどで狙い通りのフラットスペース。
うむ。悪くない悪くない。
地図読みが出来るようになるとこういう地形だってことが分かるようになってくる。
これもOMMで地図読みをはじめたからだね。
山遊びする上で地図読みを覚えておいて損はない。
近くにはたぶん作業する人の休憩所か物置みたいなもんなんだろうけど、
東屋もあるし雨降ってきても対応可能w
ここはトレイル上でもないからわざわざいかないと辿り着かないだろうし。
人の来ない場所としては一級品な気がする。
丹波天平は人に会いそうだしね。
かなり気に入った。
17:00を過ぎているので空もだいぶ暗くなってきてる。
いつのまにか日没が早くなって来たんだなぁ。
こういうことも山を歩かないと気にもしなくなってきている。
自然が近くなると五感が研ぎ澄まされていくね。
日没も近いのでさくさくとタープを張る。
時間もなく今回はオーソドックスな張りかたにしてみた。
時間があるときはもっとアシンメトリーな形にするのもいいかなと思ってる。
そういえば最近作ったMYOGタープの下で寝るのは今日が初めてかもしれない。
雨が降らないとシームテープの本格的なテストにならないけど概ね大丈夫そう。
誰もいない森の中で酒を飲んで眠るなんてワクワクする。
これだけだと少しブッシュクラフトの世界に近い感じかも。
一度、ウノタワでブッシュクラフトのおじさまに会ったけど
あんな風にフェザースティックを作ったり、火熾しからはじめたりと面倒なことをすることで
より自然に近くなるのかな?
その世界は自分にはちと遠いw
今回のビールのラインナップ。
これに加えて日本酒の生酒を720ml。
家でも、来る時の電車でも飲んできたからちと多かったかも。
ちゃんと飲み干したけどw
そしてこちらは今回の焼き物部隊。
厚揚げと練り物とそしてステーキ肉。
大して歩くわけじゃないけど、山を歩いた後のステーキ丼なんて考えただけでサイコー。
落ち葉を蹴散らし、地面を出して周囲に可燃物がない状態にして焚火台をセットする。
今回はピコグリル85に加えて木炭を持参。
火付きは悪いけど、火持ちが良いのでとても気に入った。
備長炭にしてみたんだけど、前日の雨で枝が湿気ていて明らかに火が続かないのが難点だった。
粘り強く火の世話をしているとようやく備長炭が赤く熾をつくってくれた。
まさにブッシュクラフトの世界w
まずは厚揚げなんかから。
遠火の強火がイイカンジにカリッとさせてくれる。
続いて練り物系。
あと、干物も焼いたな。
ビールと日本酒がススムw
人心地つくとお待ちかねの炭火ステーキ。
夏は傷みそうでなかなかチャレンジできないけど、
気温が低くなったこれからなんかは良さそう。
冷凍してもってきたけど食べる頃にはちゃんと常温になってたw
美味しく焼くコツにも「常温に戻してから焼くこと」ってあったしね!
ステーキ丼の味付けは今回は塩のみにした。
ちと脂がキツイお年頃なんでさっぱり代表のわさびが欲しかったな~。
これ、焼肉のタレ漬けとかにしておくのも良かったかも。
山で肉が食べれるなんて。
匂いで獣が来ないかだけ心配だったけど、
肉の焼ける音と、風がそよぐ音、木炭の爆ぜる音しかしなかった。
日本酒飲んだらサイコーな気分になってた。
ヤマ居酒屋ナイス!!
ラストは湿気た枝を少しだけ燃やして明日のことは全く考えずに就寝。
晴れてればタープのと枝の隙間から星なんかも見れただろうに。
今度は晴れた夜にタープの下で眠りたい。
Day1(■)
Day2(■)
※ご注意
皆さまご存じとは思いますが、山でのビバーク行為はグレーゾーン領域と考えられています。
山岳地域での焚火行為も一般的には許可されているわけではなく同種な行為として扱われることが多く見受けられます。
決して他の方にこれらの行為を安易にお勧めしているわけではありません。
同様の行為をされる方におかれましては、ご自身で各地方の条例、ルール等の確認を行い、
行った後はサイトを可能な限り元の状態へ整え直して、(いわゆる、ステルスですね)
ご自身の経験と、見識、マナーに照らし合わせて、
自己責任において、くれぐれもで事故にお気をつけて楽しんでくださいね。