「パックラフトオーナーもパックラフトビギナーも、一堂に集まって楽しめる日本初のパックラフト・ラウンドアップ。
パックラフトが初めての方には、トレーニングや試乗体験からダウンリバーまで、幅広いコンテンツを。
オーナーや経験者には、乗りくらべや、少しテクニカルなダウンリバーなどのコンテンツを。
パックラフトに関心ある人がみんなで集う、キャンプナイトも開催。
日本でのパックラフフトのシーンが形成されつつある今、一緒にそのシーンに参加してみませんか?
日本初のパックラフティング・ガイドカンパニーであり、Alpacka Raft(アルパカラフト)の輸入代理店であるサニーエモーションを中心に、Highland Designs(ハイカーズデポ運営)とTRAILSの共催で立ち上げた、日本で初めてのパックラフトのラウンドアップ(集まり/ギャザリング)です。
パックラフトの本場アメリカで行われている「パックラフト・ラウンドアップ」は、主にパックラフトオーナーの集まるイベントです。日本では初めてラウンドアップを立ち上げるにあたり、どんな人でも参加できる、裾野を広いイベントとして企画しました。」
TRAILS前文より
主催はサニーエモーション、ハイランドデザイン、トレイルズの3社。
説明にもあるように、初めてだったり、乗り比べだったりと、オーナーではない人たちにも門戸を開く形での開催になっている。
このイベントに参加しようと考えていたところ、偶然知り合いが多かったということからウッチーに声をかけてもらい
レイジャーディンとのイベントで一緒になったたっちゃんや物欲王子の王子さん達と当日キャンプできるようになり、
前日までSNSで連絡を取り合う形でわくわくしていた。
当日は、午後の講習をセレクトした王子さんと僕は新宿からバスで、午前の講習をセレクトしたウッチーは
彼女と車でたっちゃんは岡山から名古屋経由とみんなそれぞれ。
王子さんとは新宿のバスの待合いで初めましてをしていざ安曇野へ。
松本から電車で10分程度の会場は2会場に分かれて主には以下のようなものになる。
・メイン会場となる「龍門淵公園」での受付、講習会、試乗会、2日目の半日ツアー
・キャンプ場となる「かじかの里キャンプ場」でのキャンプ、2日目の1日ツアーのスタートエリア
僕たちは電車組だったけど、両会場の行き来は車に乗せてもらえて助かった。
ひとりで来ていたらこの移動はなかなか大変だったかも。
安全と交通とキャンプとコース設定で主催の方々の苦労がよく分かる。
高速の渋滞でかなり遅れたものの、僕たちは早めに最寄りの明科駅に到着することができた為、
駅員にここら辺で美味いトコと紹介されたのは炭火焼肉屋さんでうどん屋さんの「吉田屋」。
名物という「どてうどん」と昼から少し肉を焼いてビールで乾杯。
既に最高気分w
近くの馬肉屋さんで肉の品定め。
キャンプに行く前に再度寄ることに。
会場に向かう途中、王子さんのキャンプ仲間のゴリさんも合流して一緒に向かう。
今日は天気も晴れていてサイコーそうだ。
会場に着くとちょうど午前の講習組も終わったみたいで談笑中だった。
受付を済ませて僕たちも着替えをしながら輪に加わる。
講習場所はここから少し上流にあがったところなのでボートは膨らまさず車に乗せておく。
ちなみに僕が今回申し込んだのは
1日目の午後講習、キャンプ、2日目の半日ツアーの3コンテンツ。
パックラフト自体去年始めたのだけど、今年は基礎的なところも一度聞いておきたいなと思い、
人数は少なかったけど講習を申し込むことができた。
2名のはじめてパックラフトをやるという方を交えて全部で10名程だろうか?
各々のボートを膨らませて準備をする。
今回講師を務めてくれるのはサニーエモーションの柴田さん。
初めての方もいるので安全に関することからみんなで確認して準備体操などしながらレクチャー。
ボートの膨らませ方やPFDの性能、ロープのだし方など簡潔にレクチャー頂き実際のフィールドへ向かう。
去年は一人で遊んでいたので、こんな風に何艇も並べて川に入るのは初めてで既にワクワクしている。
普通そうに見えるかも知れないけど入ると、水はかなり冷たい。
因みに装備として上は防水透湿で開口部にクロロプレンゴムで水の浸入を防ぐパドリングジャケット、
下はファイントラックのアクティブスキンとフラッドラッシュタイツ、短パン。
真夏は暑いだろうけど今回はちゃんとハマった。
水が冷たかったので足下を防水ソックスくらい履いておけば良かった。
実際のフィールドに出ての講習内容はほぼほぼ3点に絞られた。
フェリーグライド、エディキャッチ、ストリームイン。
どれ一つとして名前すら聞いたこと無かったw
どれも初めての内容だったけどやってみれば自然とやっていたものでもあった。
このあたりはTRAILSさんの「パックラフトのABC」に詳しい。
フェリーグライド
水の力を利用して、流れの中で左右に移動するテクニック。
船首(バウ)を斜め上流に向け、ボートの底で流れを受け止めながらパドリングし、
水の力を使って効果的に横方向にスライドする技術。
エディキャッチ
岩などの障害物に流れがぶつかると、その下流には水がとどまり渦巻いている箇所が生まれる(エディ)。
本流から抜け出てこのエディに入るテクニック。
下流を観察したり、水上で休憩したり、上陸する際に必要な止まる技術。
ストリームイン
エディから出て流れに乗ること。
フェリーグライドの要領で上流方向に漕ぎ、ボートの底で流れを受け止めることができれば、
速い流れに安定して合流、急加速ができる技術。
「パックラフトのABC」より
淀みをみつけてはエディーキャッチの練習をしたり、川を往復してフェリーグライドの練習をしたり
ストリームインを繰り返したり、あっという間に時間が経つ。
何と言っても人と一緒に川に出ているというだけで感無量w
最後は今日の練習なんかを総括して、明日のツアーで今日の技術を使えるか試してみようと思い、
より楽しみにできるようになった。
講習を終えた僕らは「かじかの里キャンプ場」へ。
着替えや片付けをしていたら時間は18:00頃になっていた。
キャンプ場に着くと森の奥に一際でかい幕が。
ウッチーの”ビッグダディー”だw
デカ過ぎでしょw
でも結果オトコ4人がここで寝ることになったのだからお役立ちアイテムだったね。
僕はいつものMYOGタープを張り、ウッチー達のセッティングを手伝いながら
宴会幕でゆるゆるとビールを飲みはじめた。
なんか、こういうキャンプは久しぶりだな。
今回楽しみにしていたのはウッチーのペレットストーブで焼くピザ。
ピザ生地も発酵させてきていてかなり本格的。
これはもう夜が本当に楽しみ。
僕たちが陣取ったのはイベント会場の斜向いでBBQの準備の様子を見に来てみた。
焚火は禁止とあったのだけど実は当日になって大丈夫になったらしい。
大量の薪もあって夜が楽しみ。
”キャンプ”にはスライドショーに加えジンギスカン(一人前)もついていたのでコレまた楽しみ。
近くのスーパーでは酒とちょっとしたつまみくらいしか買ってこなかった。
夕暮れも近くなり腹も減ってきた。
BBQの火が落ち着くまでは急遽パドルクエスト榎本さんのパドル講習。
コレ面白かったな。
パドルクエストと言えば数年前に出来た当初フィッシングカヤック界がざわついたのを思い出した。
フィッシングカヤックに使えるカヤックが展示されているという場所は中々なくて
パドルクエストはその台風の目になると目されていた。
その当人からパドル講習を聞けるなんて。
ジンギスカンを食べつついい頃合いには土屋さんと柴田さんの対談?インタビュー?や
TRAILS佐井さん、長谷川さんのインタビュー&スライドショーなど盛りだくさん。
でも僕は途中で中抜けしてペレットストーブの前へ。
そう。
ウッチーのピザタイムが始まるのだ。
プロの職人のような手つきで粉を撒き、麺棒で伸ばしていく。
自家製トマトソースを生地にたっぷり敷いてあとはモツァレラチーズとバジルを配置するだけ。
それをペレットストーブに丁寧に滑り込ませる。
ペレットストーブの中はかなり熱くなっているのだろう。
思っていたよりずっと早く焼き上がる。
そして5分も待たずに焼けてで来てきたのがコレ。
一番オーソドックスなマルゲリータ。
もう、なんというか、ほぼ店。
手際良く切り分ける。
撮る前に食べてしまった。。
これまたホントに美味い!
いやぁ。キャンプでピザなんてサイコーすぎる。
焼けたオーソドックスなピザに生ハムとルッコラを乗せたプロシュート。
これには遠くから噂を聞きつけた土屋御大も登場して食いまくっていったw
カレー味が抜けているが最後は4種のチーズと蜂蜜というデザートチーズで〆。
さらに宴は続く。
いい時間になって明日も早いのでみんな寝床へ。
といってもパックラフトの上に寝袋強いて寝るだけなんだけど。