コースとしては、上の地図は大清水発になっているけどはるか下の戸倉から。
ま、解説の必要もないけど、
戸倉〜大清水〜一ノ蔵〜三平峠〜尾瀬沼
今回は久しぶりのウブちゃん、だんちょーの3人衆で。
ウブちゃんとは先週の奥武蔵で濃密な時間を過ごしたけど。w
行き先に関して、前日まで天気が怪しく、どこがいいかずっと迷走しまくってた。
だって山は天気のいいところに行きたいからね。
候補は新潟側の山や、去年のOMMの開催の山、飛んで長野側上高地、蓼科、
はたまた入笠山で飲み放題なんて話も。
最終的には前日の天気の具合で当初から話していた尾瀬へ。
尾瀬は前回の2014年11月の秋以来になる。
秋の尾瀬はそれはそれは美しかったのだけど、
その時、雪の降る尾瀬の姿をみてみたいと強く思ったのを思い出した。
行き先は雪の尾瀬!!
前日、終電近くで群馬へ降り立ち、そのまま尾瀬で仮眠。。
朝起きて久々3人衆ショット。
相変わらずガラが悪い。w
僕が履いてるのはMYOGったグラウンドシートを腰巻きに出来るように改造したもの。
コレ履くだけで腰回りはかなり暖かい。北アルプスの縦走で学んだこと。
本来は大清水から入れる尾瀬も、雪の時期はゲートが閉まっていて戸倉からの7キロ車道歩き。
うぅ。。。
個人的はこの往復がこの旅で一番辛いとこ。。
まったく景色も変わらず、退屈で仕方ない。
さらに言えば、15キロの荷物が肩に食い込んで仕方がない。
二人とも今日の宴会に備えて僕と同じように15キロの荷物を背負ってきてる。
既に車道に辟易した顔だ。w
今回も前回に引き続きMYOGザックで参戦。
前回、15キロも背負えばやはり肩に食い込むことを身をもって知ったので、
前日仕事切り上げて、バタバタと腰ベルトを追加した。
結果的には慌て過ぎてパーツを自宅に落としてきてしまって役には立たなかったんだけど。。。
自宅に戻ってつけてみると明らかに楽!!
何で落としてきた!俺よ?
次回から使うのが楽しみだ。
そうこうして、くだらないことをしゃべりながら2時間程歩くと
ようやく大清水へ到着。。
片道7キロがこんなに長いなんて。。
カーブはあるにしてもほぼ直線だしね。。
ここでコーラ休憩なんかとりながら次のスノーロード装備を整えて出発。
途中でどこぞの小屋のオヤジと遭遇し、
「お前らどこまで?テントやんのか?」
「冬期小屋は毛布たくさんだから泊っていいぞ」的な話を聞く。
他に尾瀬沼に泊る奴らも多くはないがそれなりにいるんだとか、
平ヶ岳など残雪期にしか登れないコースを含む、
群馬界隈のアツい山岳情報含めて現場でしか聞けない話を興味深く聞く。
渋いジープで登場してきたからどんなオヤジかと思ったが、いいオヤジだった。w
二人はノーザンライツ・RACE。悪くないね。
僕はウブちゃんから借りたスーパーカンジキで参戦。
元々は持っていたけど、スノーシュー買おうかと思って売ってしまったのだ。
そして、スノーシューは買わず、酒に消えるという。。。
大清水からは雪のついた林道歩き。
途中からスノーシューをつけて歩いていく。
これまた道がまっすぐで長いのだ。。6.5キロ。。。
またバカ話でなんとかここも乗り越えていく。
こういう時は誰かと歩くというのが楽しくていいのだ。
天気が良過ぎて写真を撮って遊んでしまう。
このPicは結構お気に入り。ギャング感出てるね。
このpic見て気がついたが、群馬ULハイカーのユニホームはキャプ4グレイ。w
下もほぼ同系色で足下はノーザンライツ。
悪そうだw
11:00前にようやく一ノ蔵へ到着。
7:00に出てるから約4時間の工程。
ここまで車道と林道のみのなかなか辛い道程だった。。
小川がある箇所は雪庇になっていて、近づくとヤラレルだろう。
近づかないが吉。
一ノ蔵からは美しい木漏れ日の中をスノーシューハイク。
雪は暖冬のおかげでずぶずぶだけど。
それでも楽しい。三平峠まではひたすら登坂していく。
カンジキよりはやはりスノーシューに軍配があがるね。
ヒールフリーになるのがデカイと思う。
足を引き抜く時の抵抗が少なくて楽だった。
三平峠を過ぎてしばらくいくとそこからは下りとなる。
そしてふと先へ目を向けると、そこには林の向こうに白い広場が見え隠れする。
これこれ、これこれ!!!
尾瀬沼山荘から思う存分白い広場を眺める。
「すげー!すげー!」
三人ともこの光景を見て、一瞬動けなくなる。
僕たちはこの日、さらに先の長蔵小屋まで行くつもりだった。
冬期小屋もあるし、何かあった時のためっていうかね。
でも、目の前のこの広場をみてからは考えが変わってしまった。
「ここでいいんじゃね?」
もちろん、三人共大賛成。
肩に食い込む15キロの荷物もここでおろすことができる。
何より、尾瀬沼と燧ヶ岳を目の前に一晩過ごすことができる。
目には燧ヶ岳。
天気は快晴。
そしてここは尾瀬沼。沼の上!!
ここではしゃがずにいつはしゃぐ??
3人共なかなかご機嫌な顔面していらっしゃる。w
ココでいいと決まれば話は早い。
さっさと荷物を置いててんとの設営にかかる。
だんちょーはメガライト。僕はいつものクフ。
そして、ウブちゃんはRabのビビィ。
SOTOKEN見たら今日はビビィしかねー!ってなったんだとw
でも、雪にビビィはなかなかアツいね。
ひとしきりみんな準備が整ってしまえばあとは待ちに待った宴会スタート。
ずっと何も食べてなかったから、このビールはホント美味かったなー!
ビールの下には今回頑張って作ったテーブルが出現。
これはマジで便利だったな〜
スコップもなくてもそれなりに器用に出来た。
これは女子どもにはできないだろーなーw
だって、結構めんどうだし。
にしても快適なテーブルだった。この後もずっと帰るまで大活躍。
僕の今回のおつまみはチリコンカン。
コンビーフとトマトジュースとビーンズを各種スパイスと煮込むだけ。
スパイスはクミン&チリペッパー&ガラムマサラ。
業務用のソースやフランクフルトについてくるケチャップでこくを出し、
塩胡椒で味を整えて、ソーセージをバゲットで挟んだら昇天間違いなし!
チリペッパーの辛みがカラダを温めてくれて雪山にはベストフィットな売切れ御免ツマミ◎
ダンチョウが偶然ナイスなソーセージもってきてくれて最高なつまみになった。
簡単だし、結構腹にたまるし、誰かと宴会するなら悪くないなぁと思った。
ウブちゃんは安定の永井食堂のモツ煮。
これは先週も食ったけど、今週食っても美味い。
安定。
あとでこの店の前を車で通ったんだけどなんかのTVでも見た気がしたのは気のせいか。。
とにかく美味いんだよなー
でも量が多すぎる。3人前だから当たり前だけど。
一人前からあるとハイカーには必ず喜ばれるはず。w
だんちょーはおでん。
確か正月にもこれ食ってなかったかなー?
もしや、定番か?
先週に続き今週もモツ鍋。
だんちょーもいたしね。
山で野菜が食べれることには、何度食べてもありがたく感じるよ。
とにかく、モツが美味くてヤバかった。
燧ヶ岳をバックにナイスな野外レストラン出現。w
2時間以上飲み食いしていて、いいかげん腹もパンパンになってきたので
湖上散歩ならぬ、沼上散歩へ出かけた。
散歩といっても、目の前の広場にちょっと出かけるだけなんだけど。w
なにしろ誰もいないのでテンション高い。
ここには間違いなく僕たちだけ。
素晴らしい体験だ。
第1回尾瀬沼上30000mmレースのスノーレーサー達。
新しいノーザンライツで粉雪を散らせ激走。
ちなみに、伝わっていると嬉しいのだが、スノーランは、とても楽しい◎
まぁ、いい歳したオッサン三人がこんな顔になっちゃうてことは、
結構楽しかったということなのだ。
ちなみに、このPic、タイマーで撮っているので、
もし人が見てたらキモい感じに思われること間違いないw
陽は暮れかけ、雪面の影の長さは伸びていく。
刻々と変わっていく雪原の表情は、
重たかったザックのコトや寒さなんてすっかり忘れさせてくれるのに十分で、
誰の足跡も見当たらない沼の上でぼーっと佇むのは、陳腐な表現になってしまうのだけど、
なんというか、
めちゃくちゃロマンチックで幻想的な体験だった。
二人はこの時間何を考えていたのだろう?
とっぷりと陽が暮れ、濃密な蒼い闇が広がる。