先を急ぐことを優先するハイクとはまた違った体験に脳がジリジリと焼かれ、
ハイクそのものに楽しみを見いだすのにスピードというものが重要な要素を秘めていると考えさせられた最終日だった。
Day0(■)準備編
Day1(■)
Day2(■)
Day3(■)①Hike
Day3(■)②Bike
Ride Alive 2017 'TOE to TOP'(■)
Day1(■)野辺山駅(Bike)〜南八ヶ岳林道(Bike)〜本沢温泉
Day2(■)本沢温泉(Hike)〜硫黄岳〜赤岳鉱泉
Day3(■)赤岳鉱泉(Hike)〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜本沢温泉(Bike)〜Dill〜小淵沢駅
※点線はBikeパート
昨日、本来は行者小屋まで行っているはずだったが、はからずも赤岳鉱泉で温泉に入れるということが分かり、
少し早めに出発しようかとこの日は少し早めの6:30には出発。
気温は少し肌寒い12,3度くらい。
夏の朝のきりっとした空気が気もちいい。
昨日の酒も残っていないしいい感じ。
赤岳鉱泉から行者小屋までの階段にはマムートマークの土留めが。
これは赤岳鉱泉の行っているトレイルメンテにマムートが協賛しているからとのこと。
そういうのはとても素晴らしい行いだと思うな。
色んなアウトドア企業がトレイル整備に還元してほしいもんだ。
もちろんお世話になっている僕らももう少し自然にそういうことに関われるといいなとも思う。
30分も歩けば行者小屋へ到着。
行者小屋から赤岳へ向かうのには地蔵尾根と文三郎尾根の2つのルートがあって、
今回の旅ははラウンドしていくため文三郎尾根側からあがっていくことに。
ま、どちらにせよ行者小屋は標高2350mくらいなので赤岳頂上までは550mくらいは登らないといけないけどね。
しかも激急登で。。
赤岳へ向かう文三郎尾根は見ての通り急登。
急登を登り慣れてないBikeチームはひーひー言いながらあがる。
今日も天気は晴天で昨日下ってきた硫黄岳下の"赤岩の頭"などが良く見える
毎度思うけどよくぞあんな遠くから歩いてきたな〜
目指すはあの凶悪なギザギザの赤岳横岳組。
まだまだ先は長い。
きっちりとトレイル整備された階段を一歩ずつひたすら上を目指し登っていく。
キレット分岐に着いたのは8:00過ぎ。
ここからは両手両足を使って登るクライミングルートになっていく。
先頭にいた夏目さん、サイトウさん、僕たちはSHMWの岩登りあれスゴイね〜なんて話していて、
コースを少し外れてスクランブリングのまねごと笑
こういうちょっとした遊びがおもしろくてたまんない。
赤岳の手前はなかなかの高度感。
岩を登りきるとこの景色。
遠くには富士山も見えていてテンションも自ずと上がる。
なんで富士山が見えただけでこんなにもうれしくなるのかね。
赤岳の頂上まではもう少し。
南峰の奥の小さな祠が赤嶽神社。
これまでの旅の無事とここからの\旅の安全を祈願する。
奥に見えているのは赤岳頂上山荘。
早くコーラ飲みたい。
これこれ。
標高2900mで飲むみんな大好き山のコーラ。
山でしか買うことはないけど山の上でのコーラは最高に美味い。
ま、みんな知ってるか笑
ガタガタした稜線のトラバース大会!
左側が普通の方が歩くトレイルです。
これから歩く先の稜線も期待を裏切らない美しさ!
時間があるため、岩の先端をみつけると覗きにいく3人。
硫黄岳の時にも思った”時間の余裕がもたらす体験”ってやつかな。
ソロで歩く際には素通りしてしまうような場所をじっくりと楽しむことができた。
眼下にはさっきの赤岳頂上山荘とはまた違う赤岳天望荘。
そういえばここにはまだ中に入ったことがなかったかも。。
トレイルの途中ではちゃんとライチョウにも会うことができた。
このライチョウ、巣か子供が近くにいたのか全然逃げないおとなしいライチョウだった。
振り返ればこの素晴らしい景色!
八ヶ岳を歩いているって気にしてくれる!
この辺りで少しガスが出てきた。
それもまたいい。
そしてその後は凶悪そうな岩稜帯である横岳に進む。
横岳は独立峰ではなく連続した岩稜帯の\総称をいうらしい。
その中では奥の院が最高峰。
赤岳辺りから流行ってきたけど岩稜帯をコースはずれて登るのは楽しい!
なんだかヒヤヒヤしつつワクワク感が止まらない。
下へガレを落とさないように気をつけて。
登り切るとこれまた岩の先端へ。
この写真は誰が撮ってくれたんだろうか?
本当に山で楽しそうにしているところを切り取ってくれていて結構気に入っている笑
僕の側から見るとこんな感じ。
やっぱり素晴らしいとこにいるなと感じる。
さて横岳も終わったことだし硫黄岳へ向けていきましょう。
途中で寄ったここは我々が小同心と間違えたところw
全然場所は違ったのだけど気持ちのいい場所だった。
小同心の手前の奥の院と三叉峰の間だったような。。。
もんじゃさんも結構デンジャラスな場所に立ってみんなの写真を撮っているw
すげーヤバそうだw
ホントの小同心はこっちか。
クライミングでこんなとこ上がってくる人がいるっていうのがすごいなぁ。
クライミングは興味はあるけど劇的に体重が変わらない限りできないでしょうw
霧の中のカニの横ばいはみんなどう思ったろう?
今回歩いた時はさほど問題とは思わなかったけど、冬に来た時はなかなかしびれる場所だったように記憶している。
先に見えるのは硫黄岳と硫黄岳山荘。
この天気で、このシチュエーション!
走り出したくなるような稜線。
というわけでみんな走っちゃうw
でも実はみんなワラーチだからちと小石なんか挟んじゃって全力では走れなかったというw
爆走したらメチャ気持ちよかった。
左側から冷たい空気がきていて右側から温かい空気がのぼってその境目に我々がいるという。
なんとも不思議な瞬間。
このガスを切り裂いて歩いていく。
幻想的だったなぁ。
昨日歩いた硫黄岳を横目に先へ向かう。
それにしても素晴らしい景色。
11;30に硫黄岳を出るとここからは昨日のピストンになり夏沢峠、本沢温泉までと樹林帯をいく。
苔の美しいトレイルを歩く。
そして、夏沢鉱泉を越えた辺りで嬉しくなってくるのは本沢温泉の存在。
温泉!コーラ!
今日温泉に入れたら毎日入ることになる。
これはもう、温泉ハイクと言ってもいいでしょう。
ここしばらく温泉づいているなぁ。
今年はこのままいくかもしれないな。
そんなことを思いながら歩いていると出てきました本沢温泉雲上の湯。
本沢温泉までは10分程歩く為先に入らせてもらって料金は後払いさせてもらうことに。
昨日はここ雲上の湯と赤岳鉱泉に入ってさらに今日になってまたここに入れている。
いやぁ、最高すぎる!
毎日温泉に入れるトレイルコースなんてなかなかなさそうだ。
ホントいいコースだわ。
温泉に入った我々はこれまた「最高だねぇ。最高だよねぇ。」と喜んでいた。
温泉に入ったことはビールとコーラで乾杯。
ここまでのハイクの最高さを喜び合う。
この時点で13;30をまわっており、あまり時間はなかったけど軽くお昼を補給しておこうとなり、
みんなでキノコ蕎麦と豚丼を食べた。
疲れに染み入るこの塩分。
いやぁサイコーサイコー。
20年ぶりに山を歩いた仲間はどうだったろうか?
酒やつまみは山小屋にお世話になったが、基本的には2泊分の生活用具一式を背負い、
非日常のトレイルを歩く旅はどうだったろうか?
温泉も相まってきっと素敵な山旅になったんじゃないかと思う。
そして今日はここで終わりではない。
この後はBikeパートへ。
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