2日目のコースは
車坂峠〜高峰温泉〜水ノ塔山〜篭ノ登山〜池ノ平〜見晴岳〜地蔵峠〜角間峠〜湯ノ丸山〜地蔵峠
こんな感じ。
4:30過ぎにテントの外が白み始めるのを感じて目覚ましより早く目覚める。
ま、それでも寝たり起きたりを繰り返しつつ5:00過ぎにはテントから這い出すと
朝になりつつあるタイミングで空のグラデーションが美しかった。
昨日は少し冷え込んだようで、15℃下回ったかな?スコーロンのロンTだけでは少し寒くて
脚は短パンで寝袋に入って薄手のダウンを羽織って寝た。
夏は荷物が少なくてホントいい!
朝飯は家にあまっていたサッポロ一番。
最近は山で何を食べるのがいいのか若干迷い中。
食がやたらめったら重い気がしていて。。。
まぁ、酒が一番重いというのは良く分かって入るけどそれだけはねぇ。
テン場は道路からもほど近く、何故か拓けているこんな感じの
広場的な感じになった絶妙なところ。
ゴミも一つ残らず拾ってサイトを戻してバイバイしてきた。
6:00過ぎにハイク開始。
朝陽はまぶしく、今日は良く晴れていることがうれしい。
昨日は結構ガスで、さらに雷有りだったからね。
高峰温泉方面へいくためには未舗装砂利道とトレイル側とがある。
もちろんトレイル側の道を選ぶでしょってことで
高峰神社の鳥居をくぐって今日のハイクをスタートさせる。
高峰山の頂上からではないが、美しい雲海と、その奥に見える北アルプスかな?
連山の美しさにため息が出る。
7:00前には高峰温泉に到着。
ん?
ランプの宿??
温泉の噂は聞いていたが、中はこんななんだ。
雲上の湯は泊まり客だけらしい。
でも1.5万だからなー。ちと縁はないかもね。。
でも風呂も良さそうだ。
昨日のこまくさの湯とはまた違う感じね。
次もしこちらへ来ることがあればここの温泉を楽しむのもいいかも。
高峰温泉から水ノ塔山へ向かう。
今日は風もなくて、快晴。
なんなら快晴過ぎて既に暑過ぎ。。
実は朝、出る前に自販機を見つけてコーラを買ってきたのだ。
こんな快晴の山で冷えたコーラが飲めるなんてサイコーサイコー。
上までは、言わばの連続。
この界隈はホント変化に富んだトレイルになってる。
すごいな。
8:00。
ピーク到着。
ま、特に感慨はない。
それでも、振り返って来し方をみれば、今まで歩いてきたトレイルを俯瞰できるわけで、
ここまで歩いてきた実感を味わうことができる。
周囲より高い山に登ると何回も振り返ってみて満足感に浸るw
野いちご。
そして接写w
久しぶりに接写したくなったのだ。
なかなかいいボケ感になってくれてうれしい。
やっぱし、OMD欲しいなぁ。
いまならボディだけで最安5万か。。
ウーム。
手作り感のあるなんだかナイスな看板。
8:30頃。
東篭ノ登山に到着。
いやぁ。下界を一望できてサイコー。
今日はホントいい天気。
もう少し風があっても嬉しいけど。
ここからは池ノ平へ下って行く。
夏なので少し標高を下げるとジャングルが待っているw
池ノ平は池ノ平湿原という木道を配した一体がそこだけ湿原になっているところがあって、
そこを歩きに観光地みたいになっているみたい。
下ってくると目の前には結構な駐車場が。その脇にはインフォメーションセンターなるものまである。
人が多くないといいけど。
湿原はついこないだの信越トレイルの沼ノ原湿原も尾瀬もどちらも大好きなので
ココを歩くのを結構楽しみにしていた。
《池ノ平湿原》
浅間山麓にある湯の丸高原と高峰高原の間にある池の平湿原は、浅間山の噴火によりできた湿原です。アップダウンが少ないので、子供からお年寄りまで軽装で 気軽に歩ける散策コースです。何と1000種類以上もの高山植物の宝庫で、季節により、コマクサ(6月~8月)・レンゲツツジ(6月中旬~7月)・アヤメ (7月)・ヤナギラン(8月)・マツムシソウ(8月中旬~9月上旬)・リンドウ(8月中旬~9月)等が見られます。
湿原散策だけでなく、途中雲上の丘を通り、湯の丸高原の見晴岳にも10分程度で気軽に登れ、天候が良ければ、上から見下ろす湿原や佐久平・アルプスの展望も楽しめます。
浅間山噴火で出来たとは知らなかった。
確かにここだけぽっかりという気はしていたのでなんとなく納得。
湿原までのアプローチ。
ここは舗装路。
ぼーっとしていて道を間違えたw
天気もよくて視界も360度ひらけていて気持ちよすぎる。
花は1000種類にもなるそうで、尾瀬よりもその種類は多いのだとか。
湿原だから下はぐちゅぐちゅなんだけど、歩いていて
ココでキャンプできたらサイコーだろーなーとか思ってたw
本当に気持ちがいいところだった。
こんな感じね。
サイコーでしょ?w
気持ち良くて、実は大回りしてしまった。
なんだか勿体なくて。
途中で接写。
ピントも合ってるし、なかなかいいね。w
池ノ平湿原をあとにして見晴岳からみるとこんな感じ。
本当にココだけぽっかり。
1周30分もかからないんじゃないかな?
ホントいい場所だわ。
見晴岳は一部に岩礁帯になっててそこにはコマクサが群生している。
なんでこんな岩場に育つんだろ?海外では海岸の近くなんかにも生えているんだとか。
そして今調べてびっくりしたのは、根っこが②〜3mも地中に伸びてるってこと。
だから水分にも困らないのかな。
ま、高山植物と言えばコマクサだからね。
花オンチの自分でも知ってる。
多肉ならある程度知ってるんだけどなー。
見晴岳から湯ノ丸まではマイナールートらしくあまり整備もされてないみたい。
笹も背丈まであるところもあって少し難儀する。
足下は短パンなのでかゆくてたまんないw
10:30過ぎ。
ようやく湯ノ丸高原に到着。
おぉ。売店でアイスもあるし、飲み物もある。
至れり尽くせりだな。
ずーっとトレイルってのもいいけど、こうやって峠がエイド的になっているというのも
夏の縦走にはいいなと思っていたりする。
その辺をラッキーととらえるか興ざめととらえるかはヒトソレゾレ。
僕なんかはラッキーって思う方なんで早めの昼食。
山でカツ丼かー!
なかなかこのシチュエーションはないよね。
ま、一本くらいならということでビールもつけちゃって。
12:00前。
カツ丼も食べ終わりそろそろハイキングでもと、地蔵峠から車道を鹿沢方面へ下って行く。
今日のメインは湯ノ丸山。
これがものすごくキツいトレイルだったww
登山道に入るとデカイ牛がお出迎え。
マップを見るとこの辺は一体が牧場になっているみたいで入った瞬間ビビる。w
お互い目をそらさず様子を見ながら砂利トレイルに入って行く。
だって、放し飼いだし。w
とんとん平からいくと近道のようだったけど、そんな気も起きない。
とにかく暑すぎる!
取りあえず、湯の丸山の分岐の角間峠を目指す。
この角間峠までがまた長くてうんざりした。
そして、初めて人とすれ違ったんだけど、その日と曰く、
「湯ノ丸峠の勾配はヤバい」だった。
やめてくれいまから登るヤツにそんな琴刷り込むのは。。
憂鬱になってしまうではないか。。。
確かに長いしキツいことはキツかったけど、少し拍子抜けもした。
コースタイムとしては50%程度で登って来れてたみたい。
やっぱり登りは人より少し早くなっているのかもな。
最後の登りを登るとそこは絶景の丘が。
この先が湯ノ丸山。
マップをみてもこのあたりは傾斜が緩くて気もち良いだろうと目星を付けていた。
だんだんマップと想像の傾斜が近くなってきていて嬉しい。
14:00過ぎ。
20分程度で鐘分岐まで降りてきてしまった。
こちらから来るとホント楽だったよなー。。
中分岐へと向かい標識をみていると、白癬湿原という文字を発見。
ここにも湿原があるのか!!
と思って何も考えずこちらへ進むことに。
ま、これが大間違い。。。
湿原と言いつつ、ずーーーーと笹薮の連続。
ほんとずーーーーと笹薮。
足が細かく切れて参ったよ。。。
下に降りてくると湯ノ丸キャンプ場へ。
ココのキャンプ場はテントを貸してくれるみたい。
合宿とか、ボーイスカウトなんかで使うことが多いのかね?
そこから10分程で元の湯ノ丸高原に到着。
風呂に入ってビール飲んだり、濡れたテントを乾かしたりしてダラダラ過ごして
16:00のバスに乗って佐久平駅へ。
残念ながら浅間山は火山警報レベル2となっていて今回は登ることは叶わなかったけど、
外輪山や湿地帯の、変化に富んだトレイルを存分に楽しめた。
周辺は高原観光地化してはいるけど、浅間山や湯ノ丸のトレイルヘッドにはホテルや温泉やキャンプ場などがあって、
とても楽しみやすい環境になっていて子供連れや、初めての人にとっても十分楽しめる場所だと思う。
濃密な山旅がまたできて楽しかった。
山を歩いたり、山で寝たりすることは楽しい。
もっともっと人生に自然を取り込んでいきたい。
Day1(■)
Day2(■)